ナキトの事情(6)乃木=希典=ナキトはすべて マー君 にします。
明治19年(1886)にマー君はドイツへ留学します。
37歳ぐらい。結構、歳喰ってます。
むこうではすべてドイツ語。現地武官が通訳してサポートしてくれますから、大丈夫。。。
ここでマー君の名将愚将論争だと言葉も分からなくてダメな生徒だった云々がテーマに。
で、そんなことはない。当時の模範的な解答用紙が発見された。とか
乃木の達筆なドイツ語日記が発見された。とかを反論して大激論ですが、
私はそんなものには一切興味ない。
そんなもので、人の優劣なんて分からない。そんな次元で論争することがナンセンス。
で、この留学でマー君の心をわしずかみにしたもの。
煌びやかなドイツの軍服。その軍装の格好良さ!
萌え~えええええええええ。たよ、このオヤジ(汗)
もともとマー君の家は礼式作法を代々受けずぐ家系だったこともあったでしょう。
これだ! と電気が奔りました。
やっぱり「カタチ」からでしょう。基本は。
という訳でスタイリスト・マー君の誕生です。
ドイツ仕込みのお洒落な「チョイワルオヤジ」だよ。(酒乱だけど)
彼は服装で兵隊が強くなると本気で考えた。
で、服装礼式からの陸軍大改革案を提出した。即 却下!(爆)
そりゃそうだよね。軍隊はそんなに甘くはありません。
でも、マー君は変身していました。
服装で人間は変わるものなんですね。
酒も女もやめた。真面目になりました。ホントです。
超堅物軍人が完成。 でも、とにかく口やかましい。
「君、ズボンにシワ」「君、ボタンがとれそうだよ」「髪の毛が長い」
「ピアスはダメでしょ」「ではこれからポケット検査」とか
とにかく凄いんです。寝る時も軍服です。
で、それを部下に強要する。
部下「隊長殿は特注オーダーメイドの極上仕立てだからいいですが、
我々の支給品ではそんな扱い方(パジャマ代わり)すれば
すぐ、痛んでしまうであります。はい!」(泣きが入るわけだ)
あれ?この人 聞こえないフリしてるよ。
誰だ!「規律厳守の番人を愚か者の絶好の隠れ蓑」と指摘する者は。