あかんたれブルース

継続はチカラかな

大阪で生まれた女の綴る恥じらいの気持ち

「人見知り極東連合」血風録(4) 

 なんとも つっかんの「大阪人なのに人見知り」というワガママ!
 これは、
 京都人に誠実を、山梨人に良識を、宮崎人に勤勉を強要する暴挙と同じ。

 スレンダーなのみFカップという願望でしかない。
 チョコとコーラが主食なのにダイエット。という神をも恐れぬ所業ではないか。
 ( 聞いてるか はる坊 )

 スメルメーターのようにクンクン臭いを嗅ぎまわり、
 臭ッ?臭ッ!臭ッ?臭ッ!臭ッ!と徘徊する大阪人に「人見知り」なんか存在しない。

 いまだに、太閤秀吉を敬愛し、阪神タイガースに熱狂する日本の偶像崇拝者たち。

 その出会いの言葉は、
 儲かりまっか?と相手の懐を探り、ボチボチでんなと軽くいなす。
 これでどうやって愛を紡ぐの「好っきゃねん?」

 その嗜好は、
 ホルモンを貪り、マムシを平らげる、果てしなき飽食の民。
 おまけにタコが好き。でも納豆は嫌い。なんたる偏食!

 その数、なんと883万人。

 441万5000人がツッコミ。残りの441万5000人がボケをかます娯楽の楽市楽座
 手に職、腕に覚え、目先利かぬ者は吉本を目指し、
 境で生まれた女は東京へは「よう行けん」と歌う。それは人見知りのせいじゃない。

 私は見た。昨日の彼女が見合いの席で畳みに書いたその文字は「へ」!
 「の」の字じゃないぞ「へ」の字だぞ。
 これじゃあ「東京へは よう行けん」(日本音楽出版著作権協会)

 謀るな大阪人よ。
 騙されるな良識ある「人見知り極東連合」の会員諸兄よ。
 道頓堀にハニカミなどない。
 通天閣ビリケンはあっても、たぬきうどんは存在しないのだ。

 人見知りなんて、ないのさ。