あかんたれブルース

継続はチカラかな

台風接近

 台風が接近中です。

 この歳になっても、なぜかワクワクします。
 血沸き肉踊る。ブルブルブル。コーラのCMのオジサンみたいだ(笑)。

 台風銀座といわれる処で、生まれ育ちました。

 毎度、直撃です。浜辺から2、300メートルぐらいしか離れてませんでしたからね。

 凄い迫力。恐いぐらい。いや恐かった。強風と一緒に海岸の砂や小石が壁に叩きつけられる。
 風はどこかの誰かさんのカラオケの絶叫のようです(恐)。

 停電になるとロウソク。テレビは観れなくなりますが、非日常なので楽しかった。

 この日は缶詰が食べられる。だいたい鯨の缶詰。これも非日常

 台風接近にともない、小学校の授業が三時限目で中止が決定されると、
 私たちは喜々として町の灯台に走ります。

 波は高く、灯台への通路にあたる堤防を覆い被している。

 誰が、それをうまくかわして、あの赤い灯台のボディーにタッチできるか。

 命がけの肝試し。

 6年生の兄貴分の子がやったよね(汗)。蛮勇か?いや英雄でした(笑)。

 今なら教育委員会とかPTAとかで大問題かな。よく事故が起きなかったものです。

 時々、台風情報で高波にさらわれる灯台と堤防の映像を観ると思い出します。

 私たちの町は水はけがよく、土砂災害もない、台風に強い町でした。

 だから洪水とかで床下床上浸水とか一度もなかった。

 よく、町が水浸しになってボートで移動する映像とかあるとドキドキしたものです。
 不謹慎と思いますが、子供心には憧れたものです。
 親の「あの水には糞尿も混ざっているんだぞ」の一言で少し萎えましたが。

 もちろん、今はそんなことは考えりしませんよ。

 東京で大きな台風に遭遇したのは一回か二回です。
 彼らも北上にともなって萎えてしまうようです。

 それでも、18才の頃、小田急線に2時間ほど閉じ込められたことがありました。
 東北沢と代々木上原の間で。途中でそこを出て、下北沢まで歩きパチンコして帰ったと思います。
 たしか、負けました。痛烈に。下宿先もどったら庭の大木が倒れていた。
 もう木自体が年老いていたのでしょうが、あの時の台風がかなり凄かったことを物語っていました。

 
 いま、雨も小降りで風もありません。
 あと、1時間もすると雨が酷くなるとか。田舎に問い合わせたところ雨台風みたいですね。

 なんか落ち着かない。
 近くのスーパーに行って、缶詰買ってこようかなあ。
 鯨の缶詰はまだあるでしょうか? 黒のマルハのヤツ。
 ついでに、パイナップルの缶詰も買っちゃおう。

 なんか、いま妻に聞いたら。台風は外れたそうですね。
 ニュースも天気予報も見ずに書いてしまった(汗)。
 嬉しいような悲しいような。。。