愛の十字路 第二章(27)
とりあえず、特攻の話はここでひと区切りしますね。
特攻が採用されて理由は
1)熟練パイロットの養成が追いつかない。
2)零戦を駆逐する米軍新兵器の参戦。
3)なんとなく、戦果もありそうだし、時間稼ぎできるだろう。そしたらうまい講和もできかな。って
0)(そして、大西長官の「ここまでやったら」戦争をやめてくれるだろう)
特攻採用に対して軍令部で検討され実験も行われたようです。横須賀で。
米軍空母の厚さにした防御鋼板を一定の高さに組み立てて、反対側から零戦をぶつける。
特攻機のスピードで250キロ爆弾を搭載して、ボッカ〜ン!
カスリ傷ひとつなかった。そうです。
それでも、特攻は敢行されました。
色々研究工夫努力もしたんでしょう。それなりの戦果もあった。
しかし、費用対効果。というか、というには、あまりにも哀しい。
ほとんどが途中で墜落か撃墜されました。目標にたどり着けない(涙)。
その費用には人命というか上の写真のような若者たちの命が入っている。
十代だぞ!
本当に、お国ためだったのかあ? 国ってなんだ。
こういったことを「悠久の大儀」とか「愛国」なんて言っては困るんだよね。
かといって、左翼系の自虐的な歴史認識もダメ。ダメです。
なんでこうなってしまったか?
情緒。雰囲気、ムードです。流されたんだな
ビジュアルはひろさんの「健康日誌」から提供頂いてます。
http://blogs.yahoo.co.jp/bitter_sweets02