あかんたれブルース

継続はチカラかな

眩しい夏のKちゃん

 Kちゃんが帰ってきたよ。
 二泊三日の合宿を終えて、手にマメを三つ、足に一つ、勲章を拵えて帰って来ました。

 練習厳しかった?
         「厳しいよお」

 実際にきつかったようです。傷だらけの体。どこが一番痛いかというと唇。
 必死に唇を噛みしめて頑張って、噛みすぎてしまったそうです。
 人知れず、防具の面の中で泣いていたとか。それでも弱音は吐かない。
 唇は噛みしめていたわけだ。

 先生達も初めての参加と、こんな優しい顔をしてて大丈夫かと心配してたとか。
 Kちゃんはキューピー地蔵みたいな顔してますからね(笑)。
 それでも最後まで「ネ」を上げず、大きな声を出して頑張っていた根性に吃驚。
 途中から参加の(以前、「一人っ子だから甘い欲がない」と宣った)白熊鬼先生が関心したとか。
 こんなに根性のある子だったの?って。
 それを聞いて、親もびっくり。
 会長の「そっちの剣友会やめてうちに来なさい」は微妙な発言ですが、
 まあ、認められたってことですから目くじら立てるのはやめときますか(笑)。


 で、合宿は楽しかったの? 誰と友達になれたの?
         「楽しかったよ。みんな友達に決まってるじゃいか」

 それはそれは、良かったね。
 普段はあまり喋らない子が饒舌に語ります。
 これで区の大会では友達もいっぱいだから、楽しいね。
 漢を売ってきたな、お主。
 パパはただ、嬉しい。親バカでも、嬉しい。