あかんたれブルース

継続はチカラかな

心残りは取調室のカツ丼

110番通報すると(後編)


 そのうち体勢がなんとなく向かい合わせになっちゃった(汗)。
 こら、俺を見つめるなよ。
 その時、パトカーがやって来ました。ああ、良かった。
 簡単に説明して、男を連れて行っちゃったよ。

 うちに帰ったら6時近かった。それから寝たよ。
 7時頃に電話で起こされます。
 近くの警察署から取調に協力してほしいとのこと。話には聞いていたけど、こんな
に早くから?

 警察署に行きました。8時前です。
 担当は若い刑事でした。名刺をもらいます。私は持ってきていなかった。
 取調が始まります。最初から、、、。頭の良い警官で礼儀正しい。順調に調書が作
成されていく。
 取調られたことはありますが(汗)、参考人とか目撃者は初めて。

 「最初、叫いていて、北京語じゃなかったようですね。」
 その時、若い刑事の鋭い視線。「中国語分かるんですか!」

 「い、いえ、わかりません。すみません、そんな気がしました。」
 余計な事は言えないなあ。恥ずかし(汗)。
 
 一通りの話をしてから、容疑者を確認してほしいとのこと。少し焦る。

 例のマジックミラーってやつです。

 「この男に間違いありません」

 男は語学留学生で北京から来たそうです。
 あのマンションに住む不動産屋に遺恨があっての大立ち回りだったとか。
 中野から彼の身元引受人だという語学学校の校長先生が駆けつけていました。
 それもマジックミラーから見える。
 温厚そうな先生。男は笑っていました。
 少し腹が立ってきます。少し、可哀想な気がする。男にじゃないよ、校長先生に。
 しかし、長いなあ。お昼になっちゃうよ。カツ丼出るだろうか。(ホントは天丼が
いいのだけれど。

 しかし、あの逃げたドライバー。恩知らずというかなんというか。

 結局、調書作成に3時間ぐらいかかったのかな?
 署から解放されたのは11時過ぎてた。土曜日だったから良かったけど。
 カツ丼は出ない。

 五千円もらいました。協力に対する謝礼だそうです。
 領収書を書きましたよ(汗)。
 翌週の準メインの第10レースで消えました。ほんの2分21秒
 税金を無駄に使ってしまった(汗)。