「カラスを殺せ!」
今から十年ほど前、小学館のヤングサンデーのグラビアにこのタイトル。
一瞬ドッキッ。
内容は、カラスの大量発生で、それ以外の野鳥が駆逐され瀕死の生態系事情を伝えるものでした。
それにしても、エキセントリックで刺激的なタイトル。
確かに東京はカラスが多い。
赤坂界隈は皇居と繁華街を国道246線を境に
彼らの住と食を完備させているせいか、半端な数ではありません。
一度、高橋是清公園で子育て中のカラスに襲われたこともありました(汗)。
明け方まで飲んで帰るとき、ゴミ袋を漁るその集団の数にすくんでしまうこともある(青)。
権兵衛さんがタネまきゃ・・・
農業主体だった昔からカラスは害鳥でしたよね。
それでも、
♪ カラスなぜ泣くの? カラスは山に 可愛い七つの子があるからよ。
カラスの身の上とその子らを慈しむ童謡があったりする。他にも
♪ 夕焼け小焼けで日が暮れて 山のお寺の鐘が鳴る
お手久つないでみな帰ろう カラスと一緒に帰りましょう。
カラスは害鳥なのに、日本人はそれと共存しようとする気持ちがあるようです。
古くはわらべうたをベースに大正後半から作られていった童謡にそれを知ることができる。
たとえ、案山子をかざそうとも、日本人の根底にそれは確かに宿っています。
実際問題として自然との共存は難しい。
数年前でしたか、東京都のカラス駆除として巣の撤去作業をニュースが報じていました。
本当はゴミ出しとかをきちっとやるとかすればカラスもここまで繁殖はしまかったかも。
ゴミネットの使用とか工夫も遅れたかもしれない。
うちのマンションでもいい加減なゴミ出しの人は多いです。
管理人の杉山さんがこぼしてます。
それでも、自然崇拝の気持ちが宿る日本人ならば、
きっと難しいとされる「自然との共存」は可能かもしれません。
♪ カラスと一緒に帰りましょう。
写真はひろさんの「健康日誌」から
http://blogs.yahoo.co.jp/bitter_sweets02
場所は危険な街・横浜。そして危険なひろさん(笑)