あかんたれブルース

継続はチカラかな

本の絶滅危機

 今朝、ワイドショーの前口上の話題に書店のポイント制導入の話

 活字離れの問題は以前から叫ばれていますが、その直撃を受ける本屋さん。

 毎年、全国で廃業していく数は半端ではありません。

 その利益率は0.4%とか0.1云たら%とか。万引きもあるしブックオフもあるから大変ですよね。

 出版社、取次店、小売り(本屋)。どこも苦しい。
 
 マンガの売り上げも落ちてきてるみたいですね。少子化とか。。。

 読者はどこへ

 ネット、ゲーム、仕事が忙しい? 
 少なくともこのヤフーブログのカテゴリーは「趣味・読書・スポーツ」のせいか、
 読書家が多いように感じますが、全体でみると読書離れの傾向は大きいのでしょうねえ。

 とは別に、新聞や電車の中吊り広告で「あなたの原稿を本にします」という。
 そういう類をよく目にします。

 どうせ、自主出版のセールスなんだろうと思いつつ、細かい文字を追うと、
 なにやら厳選な審査があって、そこからベストセラーを狙う。みたいな
 「プロがお手伝いします」みたいな。隠れた才能の発掘
 過去の事例も華やかに宣伝されてたりする。本当かなあ

 書きたい人は多いのでしょうが、読みたい人が少ない時代。
 退職したお金と時間のある団塊世代は要注意かもしれませんよ。

 案の定、その手の出版社と応募者(原作家)の間でトラブルが発生したとか。
 本は作ったのに本屋に流通してないじゃないか!と。
 
 そういう仕掛けになるのは当然の成り行きです。
 作るのは簡単。それに不況といわれながらどこの出版社も新刊ラッシュ。
 そのほとんどが焼き直しなのですが、
 そういった自転車操業をやらないと回っていかない悪循環が根底にあります。

 本屋が少ないのに出版点数は過剰。置く場所がない。
 その本屋さんのほとんどはアルバイト店員。店長は複数の店舗を掛け持ち。
 新刊もよっぽどの話題作でないと一週間で返品の現状。

 先の詐欺まがいな商法とは別に、そういった構造的な問題が根本にあります。

 出版物はその国の文化度をあらわすといわれるですが、

 本を愛してやまない読書家たちよ
 どうしたものですかね。