あかんたれブルース

継続はチカラかな

優しいだけが神様じゃないのよ

甘茶でカプチーノ(2)



 アニミズムの話が盛り上がったので少し語ります。

 日本人は宗教に対して寛容というか大雑把というかデタラメです(汗)。

 子供が誕生すれば神社にお参り、その後も七五三や合格祈願など
 人が死んだらお寺で葬式、四十九日から年忌を有難いお経で、そして墓参り。
 結婚式は神社でもお寺でも教会でも、まあ披露宴と二次会が主体ですからね。
 七夕、クリスマス、ハロウィン、初詣、節分の豆まき、なんでもイベントにしてしまう。

 そして、神社とかいくと必ずお祈り、いや違うな「神頼みお願い」を忘れない。
 私たちとって神様はサンタクロースのように
 気さくに色々頼み事を聞いてくれる慈悲深い存在ですよね。
 こらこら10円でそんな欲張りな(汗)。

 まあそれはそれでいいんですよ。どこかの狂信的な原理主義より。


 ところで、八百万の神を有するこのジパングの神々、そんなお人好しばっかりじゃないですよ。

 竈(かまど)神って知っています?

 関東だと栃木群馬あたりでは結構ポピュラーでいまで信仰されてるみたいですね。
 埼玉ですが、妻の実家でも台所当たりにお札貼ってあります。
 全国津々浦々にあるんですけど、この信仰。

 この竈神って荒神。いわゆる祟り神なのです。

 神様って怖い神様も沢山いてですね、ちゃんと信仰しないと罰があたる。祟られるのです。

 これもまたアニミズムであって、
 現在の環境問題だって荒神様のお怒りだ。ってしたっておかしくない。
 ねぇ、別に非科学的でもないでしょう。
 私たちは驕ってしまって、ちゃんと自然を崇拝してこなかった罰があたっているのです。
 今からでも間に合いますよ。
 少し、謙虚に生きてみるのも大切ですね。