甘茶でカプチーノ(4)の守破離(2)
妻にお酒を教えたのは私です。
付き合った頃はレモンサワーぐらい。
日本酒なんて飲まない 可愛いものでした。
飲み方、酔い方、引き際など。色々な店にも連れていったものです。
もともと飲める家系だったのでしょう。メキメキ腕を上げていきます。
本人も腕におぼえを感じてきたんでしょうねえ。
そうなると他流試合がしたくなる。まあ自然の流れです。
守破離の守から破離に向かっていくわけだ。
単身、果敢に対決の場を求めます。単に酒好きってだけなんですが(汗)。
妻は決して美人ではありませんが、その分、相手にとって組みやすしと思われるようで、
千客万来飛んで火にいる夏の虫的タイプにみえるのでしょう。
私も見栄っ張りで懐の深いところをみせようと寛容な男に徹します。
その頃、だいたい私の帰宅は深夜の2時前後。
ところが、
家に帰っても妻がいません。
そういえば今日は誰それさんに飲みに誘われてると言ってなあ。
3時になっても帰って来ない。おいおいもう3時半だよ。
時計は4時を回ります。ちょっとね(汗)。
4時半ぐらいにタクシーでご帰宅。ああよかった(涙)。おかえり
たいそう御機嫌なようですが、そう酔っぱらっているわけでもない。
そして、本日の戦果の発表。
どうやって口説かれたとかどれぐらいで肩に手を回してきたかとか喜々として語る(汗)。
彼女は根が悪い奴なんです。色々な情報を聞き出してくる。
結局、相手を飲み潰して来るのですけど、なんとも私としては、微妙。。。
かといって怒るわけにもいかない。なんたって私、寛容な男なんだから(爆)。
その頃の私の懇願は、負けるな。です。発破かけちゃう。
そして、なんでもいいから3時ぐらいまでには帰ってきてね(涙)。
確かに、酒に関しては量云々とは別にペース配分に長けていて聞き上手ほめ上手なので、
知らない人は術中に、はまるかも。
師匠として自慢できる弟子ですが、こうやって独自路線を歩まれると、なんかさびしくもありました。たは