太平洋戦争に敗れた日本に対して、
アメリカは占領軍としてやってきます。
キリスト教徒でもなく人種も異なり、文化も違う。
特攻攻撃、一億総玉砕など、彼らの理解の範疇を超えた民族と国家。
怖かったそうです。(日本人が
失敗はゆるされない。(イラクでも大変でしょ。難しいものなのです。
そこで、日本と日本人を把握するために一冊のレポートが用いられました。
それが、ルース・F・ベネディクトの『菊と刀』でした。
非常に効果的だったそうです。
日本人を日本人が紹介したものが新渡戸稲造の『武士道』とするならば、
欧米人が日本人を分析したものを、ベネディクトの『菊と刀』としてもいいのではないでしょうか。
これをベースに沢山の本が出版されていますから読んだ方も多いのではないですか。
また、「菊と刀」という言葉は聞いたことがありますよね。ないかな(汗)
ここではそれは語りません。
その系統の本で森貞彦・著の『日露戦争と「菊と刀」』が手元にあります。
明治大好きな私にとっては面白い本なのですが、
如何せん、学者先生の書く論文調の表現・構成。
それと、参照するテキストを司馬遼太郎『坂の上の雲』一点に絞ってしまっているのが
痛し痒しですかね。
まあ、それはいいとして、
この本は、「菊と刀」を通して、日本と日本人の文化を「恥」の文化としています。
恥、恥ずかしい。
そんな心当たりありますか?
少し、そんなことについて書いていこうかなあと思っています。