あかんたれブルース

継続はチカラかな

企業努力の賜

 ビジネスでの勝ち負けは「成功」か「失敗」か

 でもね、何を成功として何を失敗とするのか?

 以前、「信用」というテーマで記事を書きました。

 食品表示や住宅耐震強度の誤魔化し、粉飾決済含めての提言でした。
 あれから半年以上たちますが何も変わらない。

 日本経済の景気回復は数年前のV字回復にあったのですが、
 要はリストラと経費削減でした。
 所謂、企業努力というやつです。

 でもさ、偽装して利幅が上がっても
 粉飾して株価が上がっても
 それが露見して信用を失墜したらパーですよね。
 先日の環境問題と同じ。

 企業努力やコストパフォーマンスというのは確かにトレンドでした。
 が、同時に危機管理というのもあったはずです。無いとは言わせない。

 要は、勝ち負けや成功と失敗をどこに置くか。

 ばれなきゃいい。じゃあ あんまりにも危険だと思わないのかな。

 白い恋人赤福だけじゃないですよ。
 日航も日興もそれでやられたし、コムスンも一発でしたね。
 今日のニュースではNOVAもそうでしたね。

 その責任を企業が負えるならいいですが、
 住宅耐震強度設計偽装なんて一設計事務所じゃあ責任は負えない。

 色々な問題はあると思います。
 その安全基準にも問題があるとか、マスコミ問題だって気に障る。

 仕方ないんだ。と加害者に同情的な立場の人もいるかもしれない。

 でもね、違うよ。

 その殺し文句として「現実は」とか「君が言ってるのは理想だ」とか
 世間ずれしたような大人が言うかもしれない。その結果がこれじゃないか。

 実際に私の知り合いで汚い仕事に手を染めるのを嫌がって
 その業界から足を洗った人もいる。彼らを負け組という奴はどこのどいつだ?
 彼らは決して逃げたんじゃない。逃げとはそういう行動をいいません。

 そして無理して咀嚼しようと者達が陥った閉塞の先にはなにがあるか。

 少し、きつい言い方ですが、
 本当のビジネス論として考えてみてください。

 勝ち負けや成功や失敗は重要です。
 問題は、どこにその在処を求めるかが大きいと思います。

 信用を勝ち取るのは大変ですが、それを失うのは一発であり、
 それを失うことがすべての破局に繋がる。
 目先の利を追うが故に危ない橋を渡ろうとする。
 普通に考えてこれはおかしい。
 その現状や環境が普通ではない。ってことですね。