あかんたれブルース

継続はチカラかな

Kちゃんの優しさと無欲と戸惑い

 今日の午前中の剣道は近くの道場をご招待しての合同稽古でした。

 当然、練習試合がメインイベントとなります。

 Kちゃんの結果は3戦3引き分け。相手は6年生と5年生と2年生。

 困ったものです。2年生にも引き分けるなんて。

 これは勝ち負けを言っているんじゃないんですよ。

 これじゃあねえ(汗)。
 やがて区のレベルでも代表選手になるだろうとの呼び声はあるものの、
 先が思いやられる(涙)。

 彼はね、相手なりに試合をしてしまう。悪い癖があります。
 そして誰とも仲良くしたい優しい平和主義というかなんと言うか(汗)。
 誰に似た?私! まさか妻じゃない絶対に。


 勝つことへの執念がない。これがひとつ。

 それと前回もお話したように恐がっている。負ける事を恐がっている。

 だから打ち込みが相手より遅い。受身になってしまっている。これがひとつ。

 恐いので間合いを詰められず、三拍子で打ち込むので相手にバレバレ。
 剣道は一足一刀の間で一拍子が基本です。
 これがなっていない。これがひとつ。

 と、ダメなところがひとつふたつみっつと数え切れない。

 これは試合の勝ち負け以前の問題で、自分自身の心の問題です。

 は〜あ、子育ては難しいものです。

 ついつい勝敗だけに目がいってしまう。ものですが、
 岡目八目で第三者には理解できることも
 本人がそれを理解したうえで克服するのは難しいものです。

 その事だけに目くじらを立ててイライラしてしまう親の気持ちも解る。

 でも、焦らないでじっくりと。腰をすえてと。と言い聞かせいます。

 私の場合はまだ、一緒に剣道をやって、その場を目撃する場があるからいいけれど。
 親子の環境ではとかく日常生活や結果しか知り得ない。
 学校、家庭という断片的な場面だけでなく、もうひとつの場を得られたことを感謝しないと。

 と、思いながら。帰宅後、以上のような点を彼にお説教したところです。
 どこまで咀嚼できたかは解らないし、理解したとしても即、体現できるものではない。

 また、親としても、理解しているからといって、
 物分かりが良すぎて見守るだけの放任でもいけないし、うるさいだけでもダメ。
 
 焦らずに、根気よく、語りかけていきましょうか。
 目前の勝敗より先にある大切もを目指して、
 私たち親子の修練の日々は続くのであった。

 ただ 名誉と栄光のためでなく。

 そう言えば、こんなタイトルのアラン・ドロンの映画あったなあ。