あかんたれブルース

継続はチカラかな

世界一の「親」

 思春期の前後に、
 自分の親が世間の平均に比べて(容姿とか人間性とかなんか)
 
 落ちる! と知った時はショックでした(涙)。

 だから、成人してもお父さんお母さん大好きって人が羨ましかった。

 それでも、親は親ですからね。
 そうやって、幼子の無条件に大好き!から
 親の人格を受け入れて一人の人間として観る。これも子供の成長です。

 そして、立場はやがて変わって、庇護される側からする側に代わる。
 親の老いは悲しいものです。理不尽にさえ思う。
 認めたくなくてイライラしたりすることもある。

 でもね、世の中の巡り合わせっていうのは時間軸を越えて
 遠い幼い頃のあの瞬間といまのこの瞬間が持ちつ持たれつだったりするのかな。とか
 一緒に歩いていて、ふと気づき母親の歩調に合わせて立ち止まる。

 ん、なかなか来ないなあ。と、ふり返れば母親も後ろで止まってる(汗)。

 母は私が立ち止まったので考え事をしてるのか道に迷ったのかと
 心配していたのだそうです。そんなバカな(涙)
 それでも、、、。



 亀田兄弟の父親は「苦手」をその理由にしました。

 謝罪に勝つ必要はありませんから、それを苦手というのはおかしい。
 どんな理屈を並べても自分に負けた、逃げたということでしかない。
 得意なことばかりで乗り切れないのが世の中です。

 たとえ「苦手」でもやらなきゃいけないことがある。
 勝負というものは勝ち負けというものはそんなものじゃない。
 そういうのを御都合主義というものです。

 亀田親子の件から勝負と剣道と子育ての話をしてきましたが、
 本当の勇気とか強さとか勝負の本質を語りたかったのでした。

 その時、亀田興毅は「父親は世界一」だと唇を噛みしめる。
 長男として矢面に立つ二十歳の青年。
 彼にとっても決して謝罪は得意ではなかっただろうに。
 男はいつか自立しないとね。
 少し、見直したよ。
 勝負はこれからだ、頑張れ。