コミュニケーション(2)
でも、本当はジェネレーションギャップなんかじゃないんです。
たまたま彼女がメールにマニュアルに頼り過ぎただけ。
私たち頃はメールもマニュアルもなかっただけ。
年齢や経験だけでの問題でもない。
年齢や経験をどんなに積んでも分からない人は分からないものです。
その分、厄介な場合も多い。
いま、私たちは他人を警戒して恐がっているのかもしれない。
人間関係を煩わしく思っているのかもしれません。
確かに、恋愛同様に、人間関係も傷つきあう可能性は高いものです。
自分を相手を、尊重する。という考えは大切なこと。
それでも、一番優先しているのが自分だったりする。
ある程度、相手に合わせることはできても、それ以上踏み込まれたくない。
八方美人のように振る舞っていても、常に警戒心は崩さない。
その自由も孤独も矛盾さえも多くの注文が付随しています。
守るだけではダメ。
城攻めにはその三倍の兵力が必要と言われる。
けれども、援軍が到着する可能性のない籠城は成功しません。
難攻不落という城塞はない。
結局、問題の彼女の教育係として来年からその任を仰せつかりました。が
はたして上手く伝えられるだろうか。
コミュニケーション。要はこれが一番大切なのだと思うのですが。