あかんたれブルース

継続はチカラかな

妻の火遊びの後始末

 うちの女房には「夜桜銀次」という通り名があります。

 これは「鉄砲玉」の意味。三代目山口組の九州侵攻作戦で
 華々しく弾けた銀次(平尾国人)の名は「鉄砲玉」の代名詞となりました。

 妻は専業主婦でありながら私の会社の代表取締役でもあります。
 当初、友人と共同経営だったので後々喧嘩しないように彼女を社長にしました。
 所謂、傀儡(かいらい)政権を目論んだのですが、これがとんだ策士策に溺れる。だった(汗)。

 彼女は根っからの「鉄砲玉」で社長という肩書きを与えてもその素行は改まらない。

 仕事関係者の女性に年齢を問えば、丑年だと言う。
 すかさず妻は「がはは、ホント牛みたい」と口に出し私は氷結缶チューハイ
 実際に牛みたいな容貌なのですが、それを言っちゃお仕舞いじゃあないですか。

 また、クライアントに招待されたパーティーで主宰者の社長さんを殴ったのも彼女。
 平手だったので叩いたというのが正確でしょうけれど、相手は苦笑い。妻は大笑い。私は。。。
 私はその場を去りました。知らない人のふり。

 妻の前で冗談でも仕事の不平を言ってはいけません。
 たぶん善意なのだとは思いますが不言実行で私の知らないところで解決に奔る。
 得意先の担当者を喫茶店に呼び出して
 「あんたの所の仕事は安いんだよね」と糾弾したり、
 相手先の返信書類に「バカ」と書き記したり、、、。

 それをまた事後報告で手柄をたてた番犬の如く告白される私の身にもなってください。

 余計な仕事がまた増えて私は西に東に奔走するわけだ(汗)。手間がかかる

 そういう人なのです。またワガママでもある。浅はかなんです。
 はじめて人間に生まれ変わった人はこうだといいますね。
 たぶん前世は石ころとかミジンコだった思います。


 その妻が最近、妙に機嫌がよかった。
 理由は息子の剣道の先生たち、会長と副会長二人のスリーメンズとの交友の始まり。
 今年で47歳になった彼女としては、久々の同年代の異性との交際にワクワクを隠せない。
 ウキウキしているのが私にも痛いほど伝わってくる。恥ずかしいくらいに。

 ひとつには淋しいんでしょうね。

 ふいに「ねえ、私ってまだ魅力あるのかなあ」と聞いてくる。
 ・・・う〜ん、体型崩れてないし、10歳は若く見えるのではないでしょうか。
 と、答えれば満更ではない様子。
 そこには切なさもある。

 私としてはここ数年、彼女の更年期障害のイライラをもろに受けていたので、
 こりゃ幸いと久々の穏やかな日常を噛みしめていました。


 ところがさ、

 一昨日、やっちゃった。

 彼女が企画したスリーメンズとの忘年会がうまくいかない。
 麻雀と同じで4人のメンツを揃えるのはなかなか難しいものです。

 「別にみんなじゃなくても今回は白熊先生(エロサイト事件の方)だけでいいんじゃない」
 とアドバイスはしておいたのですが、
 彼女の一番のお気に入りの白熊先生が曖昧な理由でキャンセルしてきた。

 その理由が気にくわなかったんでしょうね。

 なんだそれはと。妻の座右の銘は「言行一致」なので、そういった世間じみたことが大嫌い。
 というかとても楽しみにしていたのでガッカリしたんでしょう。それは怒りに変容します。即

 で、国士舘出身の武闘派白熊先生にメールで檄文を送信しちゃった!

 なんだそのいい加減な態度は! って感じ。私は恐くて読めない。というか知らなかった。

 で、またやっちゃった。と、聞かされたわけです。

 何を? ええ? マジですか? そんな、あなた、向こうにも都合や事情があるでしょう。暮れの29日に。
 そんな、、、。友達じゃないんだから、、、。指導者・先生と保護者の関係でしょ(汗)。一応

 しかし、やったものはしょうがない。後の祭り。

 ちゃんと誤っておいたほうがいいよ。

 しょげているので少し可哀想になって、その日は我が家で飲みにいけばいいじゃない。と
 

 翌日、白熊先生の方から謝罪のメールが届いたそうです。

 なんか聞いてるほうが恥ずかしくなる。

 で、妻は私の云う通りに謝罪の返信したそうです。

 おいおい、送る前に検閲させてくれって言ってあったじゃないか。

 なに?大丈夫?ちゃんと馬くんからたしなめられたと書いておいたから。
 そう?大丈夫なんだな。じゃあいいけど。

 うん、当日は「大山」(音夢嬢とみんなで飲んだ居酒屋)で5時から飲んでます。よかったら来て下さい。

 ええっ! そんなこと書いたの(汗)?
 そんな風に書いたら相手は来ざる負えないじゃないか。
 俺はどんな顔してそこにいるの?
 俺を巻き込むなよ(涙)。


 ということで、本日の5時から。
 私のこっぱ恥ずかしい酒宴がはじまります。憂鬱だなあ。。。来れば来たで来なきゃ来ないで