あかんたれブルース

継続はチカラかな

少年宝石商の野望

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 デアゴスティーニから出されている「地球の鉱物コレクション」に
 Kちゃんがハマってしまった(汗)。
 http://www.de-club.net/ckc/

 創刊号は「アメシスト」が入って390円。2号以降は990円だそうですが、
 毎回買いそろえるのだと意欲満々。

 一緒にゲーム仲間のT君もハマり、せがまれて週末は上野に宝石ショッピング同伴です。

 駅の構内に理系雑貨のお土産物屋さんがあることを私うっかり漏らしちゃった。

 まあ、ゲームばっかりに真っ黒になってるより良いかな。とレッツゴー!


 二人の御予算は1000円。
 その店にはさしたるコレってものがなかったので御徒町多慶屋を目指します。

 多慶屋はディスカウントショップの元祖みたいな店で、
 仲御徒町駅前の本店とその周辺に雑多に姉妹店が乱立している無国籍地帯を形成している。

 そこの8号店でお酒売り場の2階「美術工芸」に3人で行きました。テクテク

 さすがは多慶屋! 品数豊富でお値打ち価格。二人の少年の目は輝きます。

 悩んだすえに、Kちゃんは「クオーツ」1200円也(私から200円借りて)
 T君は480円の「パイライト」を買いました。大きくてお買い得。

 子供達がこういうのに興味を示す気持ちって分かりますよね。
 インディー・ジョーンズ的な秘境の探検アイテムゲットだぜ!

 実は私も嫌いじゃない。
 ジュエリーとか加工品はそうでもないけれど、宝石の原石っていいですよね。
 昔、開高健が雑誌の対談で「宝石を愛でる」って趣向で対談していました。
 でっかいトパーズの原石を持ち出して。これを茶器みたいにその魅力を語る。
 上等の趣味です。
 原石はそんなに高くないですからね。心が動きます。


 ちょっとした冒険旅行に、
 少年二人はとても満足そうでした。
 手持ちも予算と相談しながらっていうのも社会勉強だしね。
 保護者も楽しかった。


 その日のおフロタイム。宝石談義で花が咲きます。

 なんで宝石とかは価値があるの?

 う〜ん、希少価値ってわかるかなあ。そんなに数がとれないから貴重なんだ。

 へええ。金とかも。

 そうだよ。金とかは金属だけどサビない。ダイヤモンドは硬くて傷つかない。
 それに綺麗だからね。次に固いのがルビーとかサファイア

 ルビーとサファイアは同じ仲間なんでしょう。赤いのがルビー、青いのがサファイア

 よく知ってるね。ちゃんと冊子読んでいるんだ。
 人間はそういう美しくて変化しない、変わらないものに価値を感じるんだね。
 それにたくさんない。特別なもの。

 ふ〜ん。

 Kちゃん、君にだってそういうものを生み出せるんだよ。

 なに?それ

 たとえば、友情とか愛とか
 人間が生み出せるもの。それが永遠であればとても貴重で美しい。


 息子よ、そういうものを見つけてくれ。永遠の愛を(なんちゃって)