あかんたれブルース

継続はチカラかな

ふたつの大家族を観て、感じたこと。

 愛を伝え合うのに「言葉」と「行動」がすべてです。

 たとえ、見つめ合うだけでも、それも行動。テレパシーだってあるかも、しれないし。

 ちょっと下世話な話題ですが、気になったこと。

 テレビのニュースの特集や特番で「大家族」ネタってよくやりますよね。

 先日、たまたまふたつの大家族モノを目にしました。

 ひとつは「ビッグダディー」という奄美に暮らす父親の元に、
 別れた妻が引き取った三つ子を連れて復縁を求める話。
 これは前回の特番を少し観てたので、だいたいの状況は理解してた。

 その続きとして、
 なにやら二人にも雪解けムードのようで、
 父親は新しい生活の計画と実行に取りかかっていたようです。
 口ではブウブウいうけれど、良いところあるじゃないかと思ってた。

 ところがさ、

 母親の妊娠が発覚。

 ええっ(汗)。誰の子? 

 私はすぐそこまで先走って考えてしまう。嫌だね歳はとりたくないよ(涙)。

 もちろん、「ビッグダディー」との子さ。なんだやることちゃんとやってるじゃないか(笑)。

 別に手順とか順番なんて、私はこだわらない。が、

 それを告げられた「ビッグダディー」の反応と言葉には戸惑った。

 いや、私以上にこの母親が戸惑ったと思う。

 「どうするの?」という彼の言葉に彼女は戸惑った。私は怒り心頭になる。

 なんだよ、その態度とその言葉は、バカじゃないかこの親爺、この男。

 女房が喰いすぎてメタボになったとかキャッチセールスで壺買ったとかじゃあない。

 妊娠した。それも自分の子供。そういう言い方はないんじゃないか?

 避妊はしなかったのか!

 その後、ナレーターは以前の3つ子出産の時の危篤状態云々の顛末を
 解説して弁明してましたが、なんか違うな。

 中絶ってこと? でも母体は傷つくんだぞ。

 セックスするなとは言わない。なぜ避妊しなかった「ビッグダディー」。

 で、それを女の責任みたいにいう根性が嫌だね。お前、最低だぞ。


 まあ、大家族っていうのは経済的に大変です。

 一昨日だったかな、また別な大家族の番宣でニュースの特集コーナーでやっていた。

 こちらも貧乏だ。お父さんも大変。

 でね、ある日、スタッフが取材で訪ねたら子供が3人増えてた!

 お、お父さん、あ、あんた、また暴挙を!

 私はすぐそこまで先走って考えてしまう。嫌だね歳はとりたくないよ(涙)。

 答えは、お母さんの妹さんが入院するんで、その間、預かっているとのこと。

 ホッとする。が、がである。

 ただでさえ、生活苦しいのに、親戚の子とはいえ、3人も預かれるの?
 生活費ギリギリって嘆いていたじゃないか!

 お母さんは笑って言ってたよ。

 「困った時はお互い様」だって

 
 人間はさ、誰しも善良な心を持っているものです。ごくたまに無いのいるけど。

 でも誰しも親切心や優しさはあるよね。でも

 どうしても自分といまの状況を優先させてしまう、言い訳をする癖がある。

 だから、もっともっとと余裕を求める。

 だから、どうしても、愛が先送りになちゃうんだね。

 あの母親は、そんな先送りなんかしなかった。

 言いわけどころか、笑っていたよ。

 凄い。と思った。

 人間の格というか、大きさ深さが違うね。