いま仕事で林輝太郎という相場師の全集をやっています。
正確には「選集」、全部で10冊。仕上がりは今年の年末ぐらいですかね。
http://www.doyukan.co.jp/multimedia/index.html
破天荒な生き様を担当編集者から聞きますと昭和という時代を感じます。
赤線(青線も含めて)
昭和33年、売春防止法が施行される前日。
林輝太郎は馴染みの店に向かった。妻を伴って。
輝太郎の妻は自前の三味線を持参して、座敷を大いに賑わしたといいます。
彼女、置屋の娘だったんです。
店の女たちは喜んだ。もうドンチャン騒ぎ。
彼女が風呂に入っているとゾロゾロ風呂場に集まってきて、
彼女の肌に触っていくのだそうです。
同じ業界のなかで育った彼女は、娼婦たちにとっては憧れの存在に映ったとか。
(相場師の妻なので少し無理はありますが)
その御利益を得ようと体を触るのだそうですね。
お相撲さんの体を撫でたり触ったり叩いたりするのは、そこからなんですね。
関西ではこうやって他人の体に触るコミュニケーションが盛んだと聞きました。
いまでもやってるのかな?
東京はない。
セクハラか同性愛者の疑惑を呼び鉄槌を浴びる。のみ(涙)