戦争と平和(7)『銀河英雄伝説』から人材について
これが問題の長岡外史です。銅像ですが(汗)。
ヒゲ、凄いでしょ。これが秋刀魚だ。二本。
日露戦争時の参謀本部次長。今風にいえば次官ですね。
成績はビリだったのに。。。やっぱり長州出身だから?
そんなことは大した問題じゃない!
長岡外史は変なオジサンで、児玉から「バカバカバカ」と連呼されますが、
単なる馬鹿じゃない。立派なおバカさんだ。
確かに、鷹を生け捕って訓練したり、気球作戦を考えたり、奇想天外な人ですが、
あの旅順攻略に28サンチ砲という要塞砲を活用さる切っ掛けを作った。
そして、仲の悪い陸軍と海軍の調整役に奔走した。
児玉だって、バカだけど信頼していたから
山県爺さんのお守り役をさせたわけです。信頼していたんでしょうね。
私は長岡外史を評価しますよ。
非常に素直な人で最初はうるさいですが、ちゃんと話して納得すれば折れます。
また自分の非を認めれば、誤ります。そんな人でした。
人間として当たり前といえば、当たり前なのですけどね。
藩閥の弊害はありますが、こういった人物を登場させる余裕がある。
薩摩、長州の人間がすべて利権に奔ったわけではありません。
むしろ、藩閥に対抗した民権家のほうが利益に敏感だったとも言える。
そして、屋台骨が出来てから軍隊に入って栄達を求めた者達とは差が出るんでしょうかね。
しっかし、このヒゲ。。。
なんとかならないものか。。。いらぬ誤解を生むよ(汗)