あかんたれブルース

継続はチカラかな

優しくって少し ばか

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そんなタイトルの小説がありました。

書いたのは原田宗典
私と同じ歳、いや学年は上なのかな?
いまは知りませんが、以前は女性誌などにおバカな懐かしエッセーなどを
連載していました。

コミカルな作風とは別に、なかなかの苦労人で
父親との愛憎を綴った、たとえば『しょうがない人』などの作品には
不覚にもホロッとさせられたものです。
『スメル男』なんていうトンでもない「おバカな」ものもありますが(笑)。


『優しくって少し ばか』

もうだいぶ前に読んだので細かいところは忘れてしまった。
新妻に語る主人公のメルヘンのようなものです。
彼が好きな人。

優しくって少し ばか

そんな人が好きだと冬の日に語る。暖かいお話でした。


ここでいう、少しばか は、額面通りの智恵遅れのことを指します。

だから、差別とか騒ぐ人には標的にされやすいかも。
そういったことを騒いでもなにも解決しないのに、
言葉尻をとって封印されていくやさしさってありますよね。


優しくって少し ばか


私もそうありたいな。
優しさは、少しばかでないと生まれてこないものですよね。
知識や知性は必要ではあるけれど、
そういうものは腹巻きにして、バカボンのパパのようでありたい。
「それでいいのだ」と鼻毛を出して、読まれて欲しい。

優しくって少し ばか

そんな人でありたいと思いました。

このままずっと