あかんたれブルース

継続はチカラかな

戦争知らない子供たちだったミドル世代として





O〜MAさんが「引き揚げ者」「戦争経験者」という視点で
赤塚不二夫の追悼記事をアップしていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/nkydr632/43952132.html
あの明るさと優しさにもうひとつの意味を考えてしまいました。

戦争や震災などの厄災で、人は傷ついて暗くなってしまうものです。

所さんの「ダーツの旅」で阪神大震災に遭遇した写真屋さんが
直前に撮影した成人式の記念写真を被災後避難しているお客さんを
探して届けていたエピソードを紹介していました。

この御主人はそれまで、引っ込み思案で内向的な性格でしたが、
180度変わったそうです。

体験や経験というものは説得力があるものです。
戦争を知らない世代の私たちにとって、戦争経験者の発言は大きい。

私が尊敬する脚本家の笠原和夫は大正15年生まれで
海軍の大竹連隊に配属されていた方です。戦地にはいっていない。
私の父親とまったく同じです。

戦争に対して、笠原はずっとこだわっていました。
天皇の戦争責任」についてです。
また、監督の深作欽二に対して、戦争にいかなかった者の考え方と
戦争にいった自分(笠原)のモノの捉え方の違いを訴えてもいた。

笠原の考え方に説得力はあるのですが、私はギャップを感じていました。

今年も原爆や終戦の記念日がやってきますね。

昨日、夢うさぎさんから「特攻隊」と「白虎隊」を結ぶコメントを頂きました。
今まで思っていてもなかなか書けない、躊躇してしまうことでした。

いままでも時折、戦争をテーマに記事をアップしてきました。
色々な意見があって、非常にナーバスなテーマです。

戦争反対はだれでも賛成。
しかし、戦争自体を語るのはどこかタブーがあります。
「歴史に学べ」とは云われますが、なかなか学ばない。学ぼうとはしません。
そして、多くの歴史にはタブーがある。

言論の自由。この言葉には威力と脅威がありますが、
私たちは本当の意味で、その自由を持ち得ていない気がします。

そして、理論よりも雰囲気に流されてしまっています。

自由という言葉を履き違えている。

そういったことを絡めて「戦争」について少し書きます。