あかんたれブルース

継続はチカラかな

ドッカーン、ババババって簡単にはいかない

戦争知らないミドル世代からの伝言(2)



去年の夏、特攻をテーマに連作で数本記事をアップしました。

「悠久の大義」とか「特攻誕生の意図と誤算」とか

よく、特攻隊をテーマにした映画で「大切な人を守る」って
ありますよね。

それって、どういうこと?

日本は降伏して、米軍の占領下に入り、現在に至ります。
あのとき、鈴木貫太郎総理は言った。
「戦争に負けるということは、国家が滅亡するということではない。
 国民が健在である限り、必ず国家は復興できるのだ。」

そして、日本は復興しました。

では、あの特攻はなんだったのか?

戦果よりも死ぬことに意義を求める不条理。
軍組織の上層部の狂気。または天皇を守るため。その時間稼ぎ?
「あ」号作戦の失敗で日本の敗戦は決定したと云われています。
つまりは太平洋戦争の後半戦は無意味であったと。
そう考えれば、鈴木貫太郎のこの言葉は非常に重い。

特攻隊員は何を守ろうとしたのか。大切な人?


敗戦の前の沖縄決戦に赴く米軍は大量の食料を準備しました。
沖縄の日本人の保護のためです。
人道的に感じますよね。とは別に、日本軍が一般人に玉砕を強要したという。

これは米軍に余裕があったからです。
米国は大統領選挙という国民の支持が必要不可欠。
実際にはサイパン玉砕の頃は勝てるかどうか必死だったので
米軍の残虐行為も多かったようです。
婦女子の自決にはそんな危機感が確かにあった。戦争はそんなフレンドリーなものじゃない。

敗戦後、表には出ませんが米軍が面白半分に一般市民を殺害したこと、
強姦ふくめて沢山あります。

それをできるだけ拡大させないために、アメリカ軍慰安婦(RAA)を誕生させます。
これが今の銀座のホステスのルーツ。

戦争はただ戦闘行為の悲惨さだけではなく、強姦や残虐行為が必ずセットになっている。

日本が降伏する3カ月前のドイツ。
ベルリンになだれ込んだソ連兵によって10万人のドイツ人女性がレイプさて、
その1割が死亡しました。多くが自殺だったそうです。
全体では200万人にのぼったともいわれます。

これが、戦争だ。

ソ連兵よりアメリカ兵のほうがまだマシだった?

ドイツもユダヤ人に非道いことをしたから当然の報い?
日本だって中国やアジア諸国で非道いことしたから当然?

そうなのかあ?

じゃあ原爆もそれで反古にしちゃうの?


私がいいたいのはそんなことじゃない。
戦争とはこういう風に人間を極限状態に追い込んでしまう。
別にロ助よりアメ公がヒューマンだったてことでもありません。
後のベトナム戦争では結構派手にやっています。
(むしろ遊軍の韓国軍のほうが非道いことしてるようですけどね)


生っぽい話ですが、「大切な人を守る」の守るには
こういう意味も充分に意識されていた。わけです。

爆弾でどーん! 鉄砲の弾でダーン! そんなに簡単にいかない。

餓えもあれば、暑さ寒さ、疲労困憊、屈辱などなど


私たちは湾岸戦争などテレビで映画みたいに観てますが
そういう他人事のようなバーチャルって恐いのだ。

戦争には生の痛みがあります。






昨年アップした特攻関連の記事です。参考にしてください。

愛する者のために
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/34584257.html

愛する者たちのために
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/34586445.html

愛する国と国民のために
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/34586752.html

愛を見失わないで、手放さないで、あきらめないで
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/34619619.html

特攻兵を導く6人の天女たち
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/34645889.html

ムードに弱い情緒の徒花
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/34665378.html