風船爆弾娘たちのユンケル
2週間ほど前でしょうか、お盆過ぎ。
ニュースの特集で「風船爆弾」を日テレやTBSでやたら取り上げていました。
今頃なんで?
どうも、米国で極秘にしていた被害の報告が明らかにされたからのようです。
ピクニックに来ていた子供達が犠牲になったとか。なんとも可哀想に
B-29による空襲。後手に回って戦局は悪化の一途をたどる日本として、
なんとか反撃したいけど、空母がありません。
太平洋の向こう側まで飛べる飛行機の開発はまだまだ。
そこで和紙とコンニャクを使って作った風船爆弾約1万発。
打ち上げるだけでジェット気流に乗って西海岸へレッツボン。
なんか哀しい秘密兵器ですね。
日本は資源がなかった。石油もなければ、ニッケルもない。
でも、考えようによっては凄いですよね。和紙です。そしてコンニャクです。
これまで効果はほとんどなかったと記憶していたのですが、
罪のない民間人の被害。米国政府はそれを極秘にした。
因みにこの「ふ号作戦」の指揮官は被害報告のないことに
相当なショック受けていたようです。
これより以前の昭和17年9月9日に日本海軍が初の米国本土空襲を成功させています。
オレゴン州に山火事を起こした、だけなんですけどね。
でもこの山火事がくせもの。
一度発火すると大火災となる。最近でもニュースでよく報道される。
それを計画的に狙った犯行。戦術戦略です。
アメリカ人を恐怖のパニパニックに陥れようという目論見です。
民主主義の国ですから選挙があって、世論の力が大きいのです。
当時の日本とは凄いギャップですよね。こちらは特攻ですから。
風船爆弾がGO! になったのも、そんな、こんな、背景があります。
多くの女学生たちが駆り出されて作っていたとか。
だいたい現在79歳の方々。(うちの母と同じ歳だなあ)
大変な作業だったようです。緻密でハード。疲れる〜う(涙)。
で、ヒロポン(覚醒剤)を打たされていたとか(汗)。
おいおい(涙)
技術はいいとしても、発想や工夫はいいとしても、
なんか根本が昭和かれすすき。
♪ 貧しさに負けた? いえ 世間に というか雰囲気に流されました。