あかんたれブルース

継続はチカラかな

読書と相撲取りとちゃんこ鍋




先日、図書館で借りてきた一冊に司馬遼太郎の語録集がありました。
『人間というもの』
彼の著書のなかからのエッセンを抽出したものです。

就寝前めくっていたのですが、なんか自分がブログで書いていることや
考えていることと同じなので驚いています。

もちろん、私は司馬さんの著書は読んでいるわけですから
影響されているのは当然。

でもさ、それらの作品を読んだのは10年20年前。
いくら私が記憶力よくてもそうそう憶えていられない。
昨日の昼飯だって忘れている人ですから(汗)。

再読っていってもだいたいが長編ですからなかなか気力がともなわない。

身にしているんでしょうね。有難いことに。

馬の骨は安岡正篤で、肉は司馬遼太郎で、血は宮城谷昌光で出来ている。

てな感じです。

たて髪は笠原和夫だなあ(笑)。まあ色々です。

でもさ、娯楽小説みたいにスラスラいけない。

こう、数頁読むと立ち止まってしまう。なるほどねえ・・・
もの思いに耽ったりしてなかなか前に進みません。
そして知らず知らず寝ちゃてるわけだ(笑)。

相撲取りが稽古してチャンコ食って寝て体を作るの同じ原理なのですね。

人間の記憶って面白いもので丸暗記じゃなくて、
強く影響されるとそのエッセンスが五臓六腑に染み渡るみたいです。
体質みたいなもが変わるのでしょうか。青汁のようなもの?

とは別に、はじめて読む本で「なんだ俺と考えていること同じ。俺って天才?」
なんて思ったりするときがある。しかしそれは、

とんだ勘違いなのですね。錯覚。

これを「読書デジャブ」と命名しています。今さっき(汗)
多分にそれは司馬さんの影響を私が多大に受けているからなんでしょうね。

こんなことを2ちゃんねる近現代史サイトで漏らしたら大変なことですよん。
彼らは実際にさほど読んでもいないのに、それだけで
右翼だ!左翼だ!鮮人だ!バカだ!無知だ! と騒ぎ立てますから。

困った連中です。相手の話を聞かない。読まない。
勝ち負けだけの知識の自慢合戦。
言葉尻を捕らえてはあげ足とる事と妄想的な拡大解釈のみ。

そんなことより良い本に出会って、視野を拡げたり鍛えたりしたいですよね。


あなたの血と骨と肉はなにでできてる?