あかんたれブルース

継続はチカラかな

アンパンみたいに




だいたいさ、グローバルスタンダードっていう「欧米か」ってノリを
丸飲みしちゃうからいけないんだよね。

東西の文明・民族にも陰陽があります。

どうも言語とか文字に影響するみたいですね。キリスト教の影響もあるだろう。

東洋は「陰」。 西洋は「陽」。

だといいます。

西洋は陽性で知性的、功利的で機械的。文字も表音文字です。
分析的・分化的で分裂散漫になるきらいがあります。
個人主義はここから生まれている。
個人が自立しているので権利・義務の観念がしっかりした社会性が発達します。

対して

東洋は陰性で統一・含蓄で環境の中に自己をおく。文字は形象文字です。
没自我で依頼心が強くなる欠点となります。
神という絶対者から切り離したところにあり、敬意を発達させました。

ここでいう東洋は中国、台湾、朝鮮、日本の漢字を使う民族と思ってください。
(韓国はハングルなので怪しい。最近の中国も・・・)

どちらにも長短はあります。
ただ、民族の特性があって西洋人には西洋思想が肌に合い、
東洋人には東洋思想が肌に合うわけですね。
そこにグローバルスタンダードという画一的なものが、いやそれ以前からですよ。

最初は明治維新です。
ここで西洋合理主義ってものを大いに吸収します。
これまでのすべてを放り投げて。日本人にはそういうところがある。
コンプレックスなんでしょうかね。
本気で西洋人になろうとした。政府見解方針として(汗)見かけや体格から
(いまでいるよね、そんな人)
文字も何度もローマ字に代えようとしたものです。

それでも、まだそれまでの財産のようなものがあった時代はよかったのですが、

敗戦で民主主義とアメリカ文化がどっと到来します。
民主主義と日本人は肌が合いません。
自我の観念が明確じゃない。つまりは権利と義務が把握できない民族なのだ。
そして個人主義

実際に、義務をはたさず権利ばっかり主張して
個人主義に徹しているような
日本人の実像ですが、これがホントは体質に合わない。
そこで変調をおこしている。

民主主義、民主主義と錦の旗のごとく声を上げていますが、
そんなにいいものではない。
というか日本人にあった民主主義にアレンジしないといけないのでしょうね。
アンパンみたいに。カレーみたいに。ラーメンみたいに。
それか訓練・教育をもっとじっくりするか。それは無理かも(汗)。

なんかまた小難しい話になってしまいました。

陰陽学として、欧米は「陽」で発散拡大分散。日本は集約統一で感情的。
どっちが良い悪いじゃなくて程良い調和がいいのです。

そうすべてはバランスなのよね。






陰陽四十八手(10)東西猿蟹道楽
固い話にするつもりはなかったのですが(汗)。
次回はがんばります(涙)。
参考文献は安岡正篤の『易経講座』『易と人生哲学』など色々