小室哲哉「栄光から転落の20年」を考える

小室哲哉が大阪拘置所から保釈されたニュースを
昨日の夕方、ワイドショー仕立てのニュース番組が報じていました。

なんか最初の逮捕報道から可哀想な感じでしたね。

売れているときはまったく興味なかったのですが。


小室哲哉の栄光から転落の期間が20年だそうです。

人間の運命のサイクルでこの20年ってあるんですよね。

ナポレオンは51歳8ヵ月 20日。

この英雄が25歳のとき、
持病の便秘と皮膚病、そしてフランス革命後の粛正人事で減俸と左遷。
生活にも窮して、セーヌ川に身を投げようとしていた。
なんて信じられますか？

まさに人生最大のどん底。

そこに一人の知人が偶然にも通りかかって、3万フランのお金を借りられる。

まさに、ここからです。ナポレオンの運命の大逆転は！
これ以降のナポレオンの活躍は御存知ですよね。

そして、20年後の1815年。
エルバ島を脱出してワーテルローで敗北。「百日天下」を終えてセント・ヘレナ島に流刑。
それから六年後死去します。

陰陽五行では10年周期と12年周期のサイクルから十干十二支が一巡する60年を
人間の一生をワンクールと考えます。
60歳になって赤いチャンチャンコを羽織るのは赤ちゃんがえりで
もう一度はじめから生まれ変わって第二の人生を歩むという意味です。

この法則に120年周期という大運のサイクルがあります。
期間は20年。
めぐりあわせによって、これがない人もいますが、
成人してからこの運命のエアポケット入ると大発展する場合もあれば
その逆も・・・。恐いですね。

「ズベ」と渾名され劣等生だった東条英機が陸軍省軍務局高級課長になって
頭角をあらわしたのが42歳の頃。
敗戦の年が61歳です。64歳で死刑。

ヒトラーが自殺したのが1945年の4月30日。
その20年前は投獄され政治活動を禁止されていた頃でした。
それを境に飛躍している。
オーストリア生まれの画家を夢見たユダヤ人で、第一次世界大戦では伍長でした。

みなさんも、もし暇と年表があれば、
歴史上の人物で天国と地獄を演じた者達をこの20年周期で測ってみてはどうですか。
意外に説得力があるものですよ。


因みに、信長の「人生五十年」でお馴染みの『敦盛』は人生50年説というよりも
「下天」が、六欲天の最下位の世で、一昼夜は人間界の50年に当たることから
人間の一生なんて夢幻というニュアンスです。

因みに因みに、信長が本能寺の変で倒れたのが1582年の6月21日。
その20年前は・・・1562年として・・・
今川義元を桶狭間で倒し、家康と清洲同盟を結んだ頃でした（汗）。
若い頃は「ウツケ」と言われ、まだまだ尾張の弱小大名だった頃でした。


英雄になるのも命がけ、ビッグウエンズデーのるかそるか（汗）
それと一夜の夢のまた夢、瞬きか





陰陽四十八手（15）英雄二十年殺し