あかんたれブルース

継続はチカラかな

元次官宅襲撃連続事件の容疑者の男が




元次官宅襲撃連続事件の容疑者の男が昨夜9時頃、出頭したようです。

今朝のニュースで知りました。

46歳というこの男(小泉容疑者)、普段からキレやすかったそうですが、
動機だという「ペットを保健所に殺された」という理由もよく理解できません。

事件を知ったときは某団体とか「組織的」なものかとも思いましたが、
結果は個人的な、「思い込み」の犯行のようで、
よかったのか悪かった、複雑です。

社会に対する不満が至るところで噴出していいます。
秋葉原の通り魔事件も同じで、個人的な鬱憤や憤懣がテロを起こす時代。

日本が、日本人が、異常をきたしている。

まだ、信じないか?

ネットなどのやりとりを見聞きして体験して、それは痛烈に感じます。
また、現実世界でもおかしな事、おかしな人はたくさんいます。
違和感をもちませんか?

たとえば、「独善的」ということ。

昨日、ブログ友のAさんから電話があって
「陰陽学の光と影は1対1じゃないとダメなの」と質問がありました。

「光と闇とか影の表現には「正」対「邪」のニュアンスがどうしてもある。
 陰陽の陰をマイナスイメージと捉えていけない。
 似ているような話だけど、縦軸と横軸という違う次元の話です」

と説明したら理解してもらえた。

そのときの会話で、
「ほら、絶対悪とか藍濁合わせ飲むとかとは別の話としても、
 正義っていうものを判断するのって難しいじゃない。」

という会話がありました。

確かに、私たちはタマムシ色の解答や答弁に対してヤキモキすることはありますよね。

それもあって、白黒ハッキリさせたい、して欲しい、衝動や熱望に駆られる。

でも現実はそう簡単にいきません。
水戸黄門の悪代官みたいな人はそうそういませんからねえ。

それでもマスコミは煽るわけだ。それを

一億総白痴化」と予言したのは大宅壮一でした。
ノストラダムスの予言は当たりませんでしたが、こっちは大当たりでした。

はやい話、日本人が稚拙になってしまった。

右じゃなきゃ、左でなければいけない。常に二極論だ。
たとえ、右でも、少しでも不備があるとご破算。潔癖主義だ。
曖昧でお気楽なノンポリさんと問題意識満々の人達の二極化もあるかも。

真ん中がないんだよね。

いや、あるんだろうけれど、少ないのです。

マスコミはそれを知っているから、煽る煽る。
視聴者や読者の顔色をうかがって、喜ばれる論調でお送りいたします。

多分、自分の現実世界では曖昧なことが多いから、
その反動もあって白黒ハッキリすっきりしたんでしょう。が、

それが現実的に行動に奔る段階になったってことでしょう。

やばい時代になりました。


陰陽学では双方のバランスをとれと、口をすっぱくして説いています。
私もそういう風に書いているのですが、わかんない?
 
 



陰陽四十八手(16)三猿+過ぎ足は及ば猿
三猿とは
「見ざる、聞かざる、言わざる」という叡智の三つの秘密を示しているとされる。
論語』の一節にも「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿動」
(礼にあらざるものを視るなかれ、聴くなかれ、おこなうなかれ)がある。
インドでは「悪を見るな、悪を聞くな、悪を言うな」
など、世界的に浸透しているようです。

私は相場格言として認識しました。(『三猿金泉秘録』)