プレイバック「引き寄せの法則」の疑惑
今年の春、『ザ・シークレット』と「引き寄せの法則」について
連作記事をアップしました。
結論として「七合目まではうなずける」が山頂は懐疑の雲で覆われている。
http://www.kadokawa.co.jp/thesecret/
(↑)は『ザ・シークレット』のプロモーションサイトです。
参考までにクリックしてみてナレーションでも聞いてみてください。
呉々も洗脳されないように(笑)
この「秘密」を理解したあなたは欲しいものを手に入れ、
なりたい人物になれ、やりたいことがなんでもできるようになるでしょう−−。
まあ、こう誠しやかに訴えているわけだ。
私はこの「引き寄せの法則」を全面否定はしません。
スポーツ選手やビジネスマンのツールとしてのイメージトレーニングは
現実的に評価され活用されいる。
それを一歩踏み込んで、成功の法則。と位置付けるのも価値ある提言だと思います。
たださ、残りの3割り。最後のツメでどうしても納得できまん。
望めばなんでも叶う。
その禁じ手としてマイナス指向の否定。つまり、
「●●しませんように、なりませんように」というのはダメだと説いている。
望めばなんでも叶うのか?それはどこまで叶うのか?
限りない欲望の一歩通行の行き先に不安や恐れはないものだろうか?
この本の巻末には、著者=ロンダ・バーンの他に29名の登場人物が紹介されています。
学者という肩書きから作家、コンサルタント、企業家、聖職者など様々。
共通するのは講演活動をしていることでしょうか。
私が最初に疑問を感じたのは「望めばなんでも叶う」という
一方的発展的独善的な考えにキリスト教的な思い上がりの思考を感じたからです。
それがこのあいだの「お金の暴走」の記事で紹介した「エンデの遺言」であり
http://www.anti-rothschild.net/material/animation_03.html
一方向に発展し続けるのではなく循環しているという
「陰陽・易経」の考えが正しいと思うのです。
具体例が現在の世界的経済恐慌であることは間違いありません。でしょ
でね、
>その禁じ手としてマイナス指向の否定
失敗者や破綻者は、どこかで望みに疑念をもったり、弱気になったりして
マイナス指向を積み重ねたのか? というのにも疑問を感じました。
塩野七生が熱狂的にラブコールを送るシーザーはそんな人だったの?
ナポレオンやヒトラーや織田信長やダイエーの中内さんってそんなベア型だった?いやチキンだった?
そんなバカな!
青天の霹靂という言葉はどこから編み出したんだ?
ましてや、驕りというものがあるからこそ、人はしくじるものです。
あれも欲しいこれも欲しいという欲望だけで上手くいけるか(怒)。責任者でて来い!
それで、ふとこの29人の登場人物の肩書き・プロフィールを眺めていたら
マーフィーを思い出した。
ジョセフ・マーフィー(1898年5月20日 - 1981年12月15日)。
米国で活躍した英国出身のニューソート派の牧師。
あの「マーフィーの法則」の第一発言者
エドワード・アロイシャス・マーフィーJr. とは別人、別物なので要注意です(汗)。
ちょうど時間になりました。
続きは明日ね。
陰陽四十八手(24)真相!強欲万歳