マーフィーさん、やっぱり違うよ(汗)。
やっぱりおかしい・・・合点がいきません。
マーフィー牧師の「易経」の本の件です。昨日本論部分を読みました。
どうしても顕在意識(陽)と潜在意識(陰)に分けて、
マーフィー牧師はそこからの潜在能力開発を訴えています。
で、「易」の占いもその潜在能力と「信じる」信念で成功のカギとなると力説している。
彼の著書は成功事例を列挙する特徴があって、この本も例外ではありません。
ひと昔まえの米国にそんなに易に影響させた人達がいというのも考えものですが、
とにかくこんな感じ。
(1)
Aさんは仲間に誘われたラスベガスのカジノツーアーに行くかどうかを占った。
(占うと、災難を意味する卦が出たのでやめた)
結果、帰りの飛行機が事故になって災難をまぬがれた。
(2)
Bさんは腹痛に悩んでいましたが医者にかかろうとしない。心配した妻が占った。
(医者に診てもらえという卦が出た。Bさんは感動して医者に行った)
結果、腹膜炎と虫垂炎を併発していて命の関わる危機的状態だった。無論、助かりましたよ。
(3)
Cさんは娘をどっちの大学に入れようかと悩んで占った。
(両方の大学を占うと「闘争」と「平和」が出たので後者を選んだ)
結果、娘さんはそこで幸せな学園生活を送っているそうです。
(4)
Dさんはフランス旅行中に魅力的な女性に出会って求愛したが、占った。
(結婚してはいけないという卦が出た)
結果、婚約を破棄したところ、その女性は重婚をした犯罪者でホッとした。
(5)
Eは夫婦仲が悪く別居中でしたが、戻ろうかどうかを占った。
(戻って和解すれば大きな「益」があると出たので夫のもとえ帰った)
結果は、思いもよらぬほど祝福されて、幸福感にひたっているそうです。
(6)
Fは1年間行方不明の娘を探すために占った。
(大川を渡る卦とその後に娘がロンドンにいる夢をみた)
結果、ロンドンに飛んで肉体的・道徳的・精神的に死にかかった娘を救出した。
ざっとこんな感じです。わたしの一般的常識的感想は・・・
(1)気乗りしない博打旅ならはじめから行かない。
(2)お腹が痛いなら医者に行け。
(3)そんことを親が悩まなくても娘に選択させろ。
(4)占ってダメだったからって婚約破棄するこの男って何者?
(5)そりゃ、最初から帰りたくなかったら占わないしねえ。
(6)そういうのは「易」というより、警察か超能力者の世界のような・・・。
こんな感じです。
特に(3)と(5)の場合、現在はとてもハッピーのようですが、
今後どうなるのか興味津々ですが、まあ予想はつきますよね。
そう思うと、実はさほど興味はない。
だから、「易経」を占いにしてはいけないのです。だから、
「当たるも八卦当たらぬも八卦」って言われちゃうんだよねえ(汗)。
そうそう、本日はなぜ占いなったかでしたね。
もともと中国の宮廷で発達したもで、皇帝や王様のためのものでた。
夢占いと同じで、こういった施政者のために占いとして発展した。
それが民間に流行って俗な大道易になってしまったそうです。
日本の近現代でA級戦犯をあげれば、高島嘉右衛門。だな(汗)
「細木数子で大儲け!オプションで買いヨ?」
http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/5899961.html
陰陽四十八手(29)門外不出の帝王学
【高島嘉右衛門】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E5%B3%B6%E5%98%89%E5%8F%B3%E8%A1%9B%E9%96%80