縮んで伸びるサロンパスの法則
友人が悩んでいた。
「自然体に、自分らしくっていうのが一番。
それはわかるのですが、
その『自分らしく』っていうのがわからないのです」
30代は失敗と挫折と悩みのときです。
その悩みは健全であり、失敗や挫折は大切なプロセスだ。
彼の「自分らしさ」っていう問いかけにわたしは即答しない。
それは自分でみいだすものだと思う。
そういう悶絶するような考察が人間を磨き強くする。
そして、40代をむかえるわかだ。
「 四十にして迷わず 」
これは40代で達観するということじゃない。
40代でようやく自分というものが解るということだといいます。
40代になればなったで問題はたくさん起きるのです。
そときこそ、自分らしい自然体の姿勢で事にあたる。
30代はそのためにあるんですよね。
上手く立ち振る舞っていい気になていると40代で苦労するものです。
易経はそんなことを教えてくれます。
すべての問題の解決に「井」というキーワードがあります。
「井」とは「井戸」の「井」。つまり掘り下げる。
すべての問題の解決は自分自身を掘り下げることでしか
解決の糸口は見いだせない。これは真理です。
それなのに、わたしたちは
それ以前のよい条件を探そうとします。
でもね、たとえどんなよい条件をみつけられたとしても
問題の本質は解決できていないの。
状況が変わればまた違うよい条件を探さないといけない。それに疲れるのだ。
易経や易学は決して占いではなく、占うものではない。
この世の事象のプロセスと法則と解決策が記されています。
だから、友よ 君は健全なのだ。
凹んで萎んだあとはその分ジャンプできるんだぜ!
だからグッと腰を据えて力をためよう。
陰陽四十八手(40)四十にしてナイスミドル級チャンピオン(一勝三九敗)