あかんたれブルース

継続はチカラかな

その秘密って・・・

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20世紀における物理学史上の二大革命として「量子力学」及び「相対性理論」が挙げられる。

量子力学の基礎はシュレーディンガーハイゼンベルクらによって
それぞれ波動力学行列力学という別の形式で完成された。

相対性理論の基礎を築き上げたアインシュタインは20世紀最大の理論物理学者と目されております。

彼らの共通点として、ソルベー会議の招待者であることがあげられる。
 スピリチュアルと物理学と易
 http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/46168481.html
 スピリチュアルを科学的に・・・
 http://blogs.yahoo.co.jp/djkxq447/46170669.html


彼らは鉄壁といわれた古典物理学の壁を超えたのだ。

19世紀末、当時の物理学者たちは、物質と光(放射)に対する
科学的理論に絶対の自信を持っており、古典物理学と矛盾する新しい概念を
まったく受け入れようとはしなかったのだ。
ニュートンやマックスウェルが築いた緻密な実験は非の打ち所がなかったのだ。


この物理学の世界の閉塞をうち破るヒントに
「哲学」の存在があったこを見逃せない。

アインシュタインは少年時代に叔父のヤコブから代数学の本をもらい、
方程式の世界に魅せられます。と同時に、
家庭教師タルムートから哲学の本を与えられた。
この少年は13歳にしてカントの主著を読みこなさせていたそうです。

アインシュタイン相対性理論の背景には哲学的なものが存在している。

彼の手法の特徴である「思考実験」(実際に実験を行わず頭の中でシュミレーションするもの)。
これは基本的には哲学の方法でした。


のうひとり、ハイゼンベルク(写真(8)の人物)は、
行列力学不確定性原理によって量子力学に絶大な貢献をしたのですが、
インドの著名な詩人タゴールに東洋哲学を学び、
その内容が量子力学の真髄に通じていることを知り、驚いたとされる逸話があります。


東洋哲学の古典中の古典といわれる「易経」が
ヨーロッパに初めて紹介されたのは一七世紀頃です。

宣教師が持ち帰った中国から文献のなかにあった「易経」をみたバロックの哲人ライプニッツ
その理論と自らの二進法の理論を重ねて邀撃を受けたといわれます。

そして、易がヨーロッパに大々的に紹介されるのは
ドイツ人宣教師・リヒャルト・ヴィルヘルムに功績による。
ヴィルヘルムはユングとも交友を持ち、強い影響を与えたと言われていいます。

このヴィルヘルムは11〜12世紀以降の新道教において、
その中心的テキストとして重視されていた『太乙金華宗旨』も翻訳しています。

翻訳後のタイトルは『黄金の華の秘密』。

西洋キリスト教文明のなかで閉塞感を感じていた知識人や科学者たちは
その打破するヒントを東洋哲学に求め、それを「秘密」と感じたようです。

引き寄せの法則」の『ザ・シークレット』という本のタイトル。

歴史に名を刻んだ錚々たる偉人たちが手にしていた「偉大なる秘密」!!
(本の帯にあるキャッチコピーから)


「秘密」とは、どうも東洋臭いぞ。クンクン、くっさ〜ああああ





陰陽四十八手(41)迷探偵馬太郎事件簿「スメル・マーフィーの陰謀」

写真はハイゼンベルク
登山家にして悪性の花粉症に悩まされていました(涙)
そのせいか写真がピンボケ(汗)