あかんたれブルース

継続はチカラかな

男は外見よ!と千尋は言ったか?

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 このあと五回内閣が替わって、桂内閣誕生となるのですが、どうも単調のようなので、
 ちょっとブレイク。
 「顔」の話

 「娘は器量が良いだけで幸せの半分を手にいれて、いる」の暴論を唱えたのは30年前のさだまさし
 その頃はまあそんなものかとも思わないでもなかったけれど、
 十年「ひと昔」とすれば、昔、むかし、お爺さんとお婆さんのもうひと昔ですから、
 私の風雪の人生からすれば、「それはまたちょと」と、なるわけです。

 美人が故に運命に翻弄されるというのも「火曜サスペンス劇場」でも、あるじゃないですか。
 明治の偉人たちも沢山のお妾さんを持っていましたが、その正妻でさえも
 芸者に売られてきた元旗本幕臣の娘なんてこともめずらしくありませなんだ、な。と

 まあ、それでも芸は身を立てる、美人は男を立てると言ったかどうかはちょいと下品ですが
 このブログの材料にしようと『日露戦争明治人物烈伝』なる本がございます。
 サブタイトルに「坂の上の雲を102倍堪能する」とありまして、約108人の人物列伝に
 80人分もポートレートが添えられております。
 来年あたりあるのかどうなのかNHK大河スペシャルのキャスティングお茶の間選考には
 是が非で使いたい優れモノでもありますね。

 明治の男たちの「面構え」ってえものはなかなか凄味がございます。
 甘いマスクの筆頭は大庭二郎、永沼秀文でしょうか。いや、瓜生外吉ですかね。
 本格派の横綱西郷従道です。若い頃の三船敏郎を彷彿させます。
 ワイルドな山本権兵衛、知的な金子堅太郎なんてスカーレット・オハラが恋したアシュレーでがす。
 鈴木貫太郎は昔のホームドラマのお父さん役者ばりですし、秋山兄はピエトロ・ジェルミの映画から
 抜け出てきたようなイタリアの鉄道労働者で自転車泥で捕まったような感じ。
 昨今流行りのチョイ悪オヤジなんて足下にも及びません。はい。

 真実は小説よりも奇なり。と申しますが、この風格と味わいは今の役者ではちょっと無理かな。
 さて、彼らの伴侶選びと結婚生活と男子一生の不覚は改めてセッティングするとして、この中で、
 どうにも首を傾げる人物がひとり。(二枚目の写真ね)

 たとえば犯罪・事件に巻き込まれて犯人を目撃したとしましょう。警察でモンタージュ写真を
 いや、挿し絵捜査官に口頭で「こんな感じ、タレントなら誰それ」と答えるとするならば、
 たけし軍団の「グレート義太夫」とか「麻原●○」とか言っただけで、ささっと仕上がりまして
 全国指名手配! 数日後に犯人が
 「指名手配の似顔絵が似ていたので逃げ切れない」と自首したとか。
 そんな感じのこの人物は、さて、誰でしょう? 正解は今週末頃かな