彼らと酒を酌み交わそう

ロマン議長を知ったのは今年の初め頃です。
世界宴会デーを！という具体案をベースに
革命を訴えておりました。

争いをやめて、一日だけ酒飲んで楽しくすごそう。という
荒唐無稽で革命スローガンとしてはチープな感じですが、
私にはとっても説得力がありました。

あれは8年前でしたかね。
同時多発テロからイラク戦争が勃発していた頃です。

わたしは赤坂の「四季膳」という飲み屋で
同じ歳の編集者と飲んで二人で燃えていました。

二人とも親爺だ（涙）。
このままただ歳をとってしまうなら、
一升瓶をもって中東に行こうよ。と熱く語って泣きました。
それで死んでも本望じゃないかと・・・

私も彼もあの時、あの場で、死にたがっていた。
酔いもあって自己陶酔もあったでしょ。
これもまた例のエロティズムの誘惑なのよん。

でさ、翌日。
二日酔いの頭を抱えて、事務所のパソコンを開いてボーっとしてたら・・・

あっ！　イスラム教徒は酒飲まないじゃないか。と

二人の革命は僅か半日で挫折したのでした。

だからロマン議長のそれに対しても
「甘酒」とか「お菓子」とか若干お茶を濁す必要があると考えていました。
どっちみち宗教関係なく、まったくお酒の飲めない下戸はいますからね。

ところがさ、この間。
池袋に5千人のバングラデシュ人が集まった。

池袋のインド料理店のインド人の正体は彼らです。
バングラデシュは以前、西パキスタンといっていた。
現在のパキスタンは東パキスタンね。
印パ戦争というのが小学生ぐらいにあったかなあ〜
インドが勝って、西パキスタンはバングラデシュとなる。

イスラム教の国です。

ところがさ、その池袋の青空集会に集まったイスラム教徒で
インチキインド人たちの手には発泡酒・缶酎ハイとか缶ビールが
握りしめられていたぞ！

聞けば、お酒大好き。（日本に来てから飲むようになった）
居酒屋大好き。
で、刺身をつまみに飲んでる。
「あそこの『和民』に行こう！」と叫んでいた。


こ、これは・・・
ロマン議長。これは大きな発見だ。
イスラム教徒も、飲めるぞ。
飲ましてしまえば、こっちのものだ（笑）。

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