あかんたれブルース

継続はチカラかな

うちの息子に変な事教えるのはどこのドイツ?だあ~?

今晩は、さすらいの昭和枯れすすき、燻し銀次郎です。

いや、馬太郎だよ。

昨夜、久々にKちゃんに『竜馬がゆく』の読み聞かせじゃった。
なんで久々かというとインフルエンザの流行で
Kちゃん風邪ひいてたりして。(10月から小学校では大流行)
わたしゃ免疫力ないしね(涙)。

で、良い感じで読んで聞かせたら彼も興味が出たようで
色々質問をしてきた。嬉しい。で、
やれ西郷隆盛キンタマは巨大だったの陰毛を燃やす性癖があっただの
いらんことばっかりを囁いておった。ジュテーム~

そしたら、ちょうど学校で日清日露の授業だったようで、
なんで日清戦争が起こったか?という話題に発展。スリリングだなあ(涙)

そしたら、Kちゃんどこの誰に教わったのか
「日本が韓国を植民地にするため」だって答えやがッた!ちゅすとーーーっ!

教科書を見せてみなさい!

よかった教科書にはそうは書いてなかった。となると・・・日教組か?

わたしがみっちり教えてやろう。

ひとことでいえば、不平等条約改正のためじゃ。

幕末、幕府は開国を迫られる外圧に右往左往して
非常に不利な条約を結んでいまいました。

治外法権とか関税などがそれです。

明治新政府となって、これをなんとかしたい。
この問題が最大の懸案事項でした。
岩倉使節団ってあるじゃない。
あれって外遊視察っていうより条約改正の打診のためだったんじゃな。

相手にされない。

向こうの言い分だと、
キリスト教徒でもない野蛮な国と対等な条約なんて結べません。
リメンバー生麦事件
だいたい、そんな極東の弱小国家。へんだ。

新渡戸稲造が『武士道』を書いた動機がそこにある。
もっと日本人のことわかって、認めて!

で、鹿鳴館を造ってダンスインザナイト。こんなに文化的よと。
なんたって、政府要人の奥方はみな水商売出身で接待のプロです。
でもさ、そんなんで認められない。
そりゃそうだよね。北朝鮮の「招待所」のランチキ騒ぎだよチキチキ。

で、一番効果的なのは・・・戦争やって勝つこと。

どこと?

清国だよ。

勝てるの?

勝てる。といった男がいた。

それが杉山茂丸の盟友・荒尾精だった。

彼は元陸軍大尉で参謀本部付けで中国の情報収集活動をやっていた。

中国は広すぎて守るべき所を守っていない。
軍紀も乱れ、兵士の質も悪い。それにフランスと交戦中で北方は手薄。
なんて色々な調査結果から、眠れる獅子の実態を暴露したぞ。

参謀本部のボスは川上操六。
これに西郷従道陸奥宗光の秘密結社ができて(杉山も入ってる)
さて、明治二十四年に清国海軍が威力パフォーマンスとして
長崎事件を起こした。(水兵の乱暴狼藉で国民感情を逆上させた)

これで、

「戦はかちましたね」とニヤリと川上操六。
「よーごわす」と従道。

日清戦争明治27年に日本の勝利で終わります。

その二年後に各国との条約が締結されていきます。
まず、日本は独立国として世界に認められた。

この後に、ロシアの南下政策から必死の覚悟で戦争になりますが、
ここに日英同盟が助けになって、勝った。勝てた。

この日露戦争の勝利から小村寿太郎(外相)が
幕末以来の不平等条約を解消するための条約改正の交渉を行い。
明治44年に悲願の日米通商航海条約で関税自主権の回復をはたしたのだった。

わけです。