あかんたれブルース

継続はチカラかな

駆け足で投獄まで

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明治新政府ができて、
陸奥も必要とされる人材とされた。
それと、その「権利」を有すると者と認められていた。

陸奥は龍馬の海援隊出身だったので、
てっきりみんな土佐藩士だと思われていたんですね。

よころがしばらくたって、
御三家の紀州だと知って
岩倉具視三条実美は驚いた!のなんのって
声を失った・・・

藩閥出身者じゃないと新政府では出世できない。
陸奥も次第に取り残されていきます・・・
とくに明治初期のころはなおのこと、
土佐出身者だってそうです・・・やっぱり薩長じゃないと。
不満が起きます。

全国の士族の不満。

それを一手に引き受けて西郷さんが下野します。
戊辰戦争ではエネルギーの不完全燃焼だったのです。
色々な矛盾が満ち溢れていた。

陸奥に理想があり、矛盾を強く感じていた・・・

その閉塞のなかで・・・

やっちゃった。

西南戦争の混乱に乗じて、
土佐派の立志社の大江卓(陸援隊出身)らが暗殺クーデターを画策します。
陸奥もそれに加わってしまう。

その暗殺名簿に昵懇の伊藤博文の名を自ら追加させるのでした。
大江は陸奥と伊藤の関係を知っていたので、逆に驚いた。
しかし、計画は露見して一味は一網打尽。

大久保利通陸奥を庇っていたそうです。
ところが彼が暗殺され、彼の机の中から陸奥の関与の証拠類が出てきた。

陸奥は投獄されます。

電力の鬼・松永安左ヱ門は
人間は「闘病・浪人・投獄」を経験しないと
一人前ではないと豪語しました。

陸奥は肺病を病んでいましたから、浪人、そして投獄とこの3つを
経験することになります。

この投獄で陸奥は大きく変わります。




陸奥宗光(4)
陸奥の変容についてはすこし先にして、
時間軸の関係からここで二人の人物に登場してもらうことにします。
誰でしょう? ヒントは・・・
二人とも、嫌われ者です。

正解は明日と明後日か三日後