明治のイケメン(7)
りんちゃんが「危険な香り」が欲しいといいます。
明治の危険なイケメンといえば・・・
やっぱり杉山茂丸です。
彼が死去して、その後始末に奔走した実子夢野久作は
日本全国に異母兄弟がいったいどれだけいるのやら・・・
とこぼしておりました。
杉山はモテましたからね。
なかでも年上の愛人アグリとは生涯、いや彼女の死んだあとも大切にした。
児玉源太郎や政府要人が登場する待合いに
築地の「柏屋」というのがあります。
これ、杉山がアグリに出させた店です。
さて、杉山茂丸。
この男、非常に危険な香りがプンプンです。
伊藤博文は三度殺されそうになりました。(うち二回は愛です)
J.P.モルガンに啖呵をきって、日露戦争に油を仕込んで火を着けて、
頭山満と陰毛シラミ相撲をとって、実弟を借金のかたに養子にだす、
超危険人物なり。
分類は「人形遣い」
明治男前烈伝(7)杉山茂丸