あかんたれブルース

継続はチカラかな

苦い想い出


『手と声の輪』第4回2部〜テーマ「虐待(or体罰)」(4)
この記事は、『手と声の輪』
http://blogs.yahoo.co.jp/haru_zion_haha春紫苑『Hand In Hand』参照)
企画として書いた記事です。


虐待について、すこし気になることがある。
わたしの気のせいなのかもしれませんが、そうならそれでもいい。
いい機会なので記事にします。

ブログをはじめて、子育てなどの話題で、
「虐待をした」ような記述をよく目にしました。最初はAさんだった。

う〜ん、そういうタイプには見えないんだけどなあ。これが感想。
そういうタイプってどういうタイプ?と問われれば、困るが
まあ、しっかりしたタイプです。(それじゃ答えにならないか)

ったら、Bさんもそうんなニュアンスで悔やんでいた。
これがまた、絵に描いたような良妻賢母タイプなんだな。

こんなことを記事にすると「偏見!」と言われそうですが、まあ待てよ。
一人二人じゃないんんだな、これが。
いっちゃなんだけど、常識を疑う硬派のインテリやくざ馬太郎は
ナマコとナタデココ固定観念が大嫌い。
そんな罠にはそうそう引っかからない、自負がある。

なんか、変なんだ。
最近もそれういう呟きに触れました・・・

ここでちょっちカミングアウト
わたしがどれほどKちゃんを愛しているかは御存知かと思います。
そんなわたしにも苦い想い出がふたつある。

どっちが先だったか後だったか忘れましたが
Kちゃんがよちよち歩きの時に、なにかのオイタをしました。
オシッコ垂れ流しだったか(?)、笑顔で走って抱きついて来た。
たしかパンツは履いていなかった。
その時、わたしは躾のつもりでお尻をペンペンした。
笑ってですよ。こらっ!って
でもさ、Kちゃんは泣かない。笑顔のママです。
おかしいな?と
もうすこし力を入れてみましたが、同じ。
で、もう少し、もっと、もうちょっと・・・

ハッとした。

結構力が入ってしまっていたのだ。
不味いと我に返りました。Kちゃんはそれでも笑顔のママでした。

もうひとつは、Kちゃんが小さな太鼓のバチをオモチャにして御機嫌です。
で、ニコニコしてわたしに近づいてきてわたしの頭をポコポコやる。
これが痛いんだな(汗)。
で、躾だって思って、わたしもニコニコしながら、同じくらいに
Kちゃんの頭をその太鼓のバチでポコポコやってみました。
でも、まだ笑顔で、わたしの頭をポコポコやる。
で、わたしもお返しにポコポコです。
一応、親としては「他人の痛みをわからせる『躾』」のつもり。
でね、やっぱりこれが痛いのだな。
三、四回目で、Kちゃんの笑顔が歪むのだ。
その表情が、笑っているようで泣いているいるような
なんとも・・・忘れられない。

その時、わたしはハッした。

抱きしめたさ。

この子は、なんの疑いも持ていない。
親が、父親であるわたしが、そんな痛いことをするわけがない。
このふたつのことが今でもわたしの傷になっている。
いや、実は風呂場でわざと溺れかけさせたとか
中山競馬場でレースに夢中になって迷子にしたこととかありますよ。
そっちはそうでもないんです(汗)。

なんかさ、親としての気負いというか
それと子供のあまりにも純真さに対する後ろめたさかな。
ま、御存知のようにKちゃんは大仏様のような人徳の持ち主に成長しました。
めでだしめでたし、なのだが。
それでも、わたしには痼りになっている。
あんときの掌の感触と、Kちゃんの表情を忘れられない。


さて、話をもとに戻して
わたしが知っている虐待経験者の母達よ
すこし過剰反応し過ぎていないだろうか、拡大解釈してはいないか?
そう自分を厳しく深く苛むことはないのではないか。
親バカ馬太郎でもあるよ。
で、それはそれとして、だ。


記事は、ここでピリオドを打つ。
間違っていたら
ごめんなさい。


『手と声の輪』第4回2部〜テーマ「虐待(or体罰)」(番外)
この記事は、『手と声の輪』
http://blogs.yahoo.co.jp/haru_zion_haha春紫苑『Hand In Hand』参照)
企画として書いた記事です。