あかんたれブルース

継続はチカラかな

新しい就活トレンド



3年前、よし姉さんの娘ちゃんとKちゃんの婚約が結ばれました。

これによって、わたしとよし姉さんは親戚になって
小原庄助さん状態で、朝寝朝酒朝湯で
余生を楽しもうではないか、と目論んだ。

しかし、そこにひとつの条件があった。

Kちゃんの東大合格だ。

順調に計画は遂行されているかと思ったのですが、
先日の期末テストでKちゃん撃沈(涙)。
所詮、馬の子は馬。

家族会議の結果、東大は諦めました。
ということで、よし姉さんの娘ちゃんとの婚約は破棄です(涙)。

というか、一流大学とかを目指さない。というふうに方針転換をはかった。
進研ゼミ(通信教育)もやめる。
我が家では、一歩お先に逆張りでいきます。

今年の優良企業新卒採用の外国人採用比率の高さに考えさせられる。
市場を国外に向けているので即戦力となる人材を求めているわけだ。
語学が決め手です。しかしさ、
わたしの友人の息子さんは大阪外語大で留学してバリバリのバイリンガル
それでも就職浪人して現在バイト中。これ、変だと思わない?

こういった企業に優遇税制なんか必要ないよ。
おっと、企業の話じゃない。

別な友人の話ね、こちらは日体大。武道(剣道)をやってる。
絵に描いた体育会系です。朝から晩までメンドウケテツキ!
失礼な話ですがそうそう勉強漬けだったなんてことは有り得ない。
それなのに希望の会社に一発合格!

ま、個人の資質もあるとは思いますよ。それでも考えてしまいます。
でも、様々な社会環境に照らし合わせて、
大学神話の崩壊を示唆していのではないでしょうか。

これを自給の関係で考察してみれば、
日本の構造不況に第一の要因がある。市場を海外に求めていますからね。
だからといって語学が堪能だからって合格できるわかじゃあない。
それはそういう学生は多いから。つまり求人枠の問題ですね。
だから、狭き門となってしまう。

普通だったら、躍起になって外国語をマスターする。させたんです。
でも、非常に不利なんだな。

これは職種のバランス構造比率でも現れる。
現在、中高年の再就職がさかんですが、ホワイトカラーの事務職が
多いそうです。対して求人は少ない。だから狭き門。

こういうのは相場と同じだ。

また、少子化によって全国の大学経営は疲弊淘汰されていく。
それでもKちゃんが受験する頃には取り敢えず合格率100%だとか。
大学を選ばなければ、ですよ。でも考えちゃわない?
それでも、だからこそ、一流大学を目指す?
一流大学ってなに? 国立? 有名校?

ちょっと待って、それで就職できれば大丈夫なの?

教育の格差、というものが問題視されています。
イコール経済的な格差といってもいい。
教育費にかかるお金の負担は大きい。
でもその投資に対する費用対効果はどうなんだろう?

それでも、自分だけは自分の子だけはと考える親心、皮算用
それはそれでいいのだけれど、はたしてその目論見通りにいくか?
非常に割のあわない戦略のように思えて仕方ありません。

いえ、教育とか勉強を否定しているんじゃないですよ。

麦わら帽子は冬に買えという格言がある。
日本では人の行く道の裏に桜咲く道ありなんていうのもあります。
横断歩道みんなで渡れば恐くないかもしれませんが、
大人数で行列のできる店に並んでもはたして飯にありつけるかどうか、だ。

思いだしてきてください。我が子の誕生から小学校入学までのことを。
その頃は、素直に豊かに幸せにを願っていたものです。
純粋に幸せになってほしい。
それがいつのまにやら良い学校に入れることが良い人生となるに変わってる。
「でも現実はそんなものだ」というかもしれない。

いや、違う。現実はそうじゃないんだ。

世の中は変わる。時代は変わる。トレンドも価値観も変わるのです。

そういった変化をいち早くとらえ、動けるかどうかが
これが運の分かれ目だ。

因みに、武道やってると就職に超有利だそうです(内緒ね)