あかんたれブルース

継続はチカラかな

誰でも東大に行ける時代?

この記事は、『手と声の輪』として企画された
第4回「教育」四部に寄せた記事です。
http://blogs.yahoo.co.jp/haru_zion_haha/8154612.html

教育問題について語ってきましたが、
問題の本丸には大学入試制度があります。
その裏付けとなってきたのが学歴至上主義ですが、その神話が崩れてきた。

なんにせよ、保護者は我が子の幸せの考えるなら
はやいところ戦略を方向転換させるべ時機です。
別に無理強いはしませんけどね。

大学入試制度全廃を強く訴えている古市憲一氏のことは過去に紹介しました。
入試全廃と聞くと腰が引ける方も多いでしょうが、いや大したことじゃない。
入り口出口の順番を替えるだけです。
入学はだれでもできる。けど、卒業は真面目に勉強しないとなかなかできない。
今の学生は入学までは馬鹿みたいに必死に(受験)勉強しますが
合格したら、遊んでいるケースが多い。
大学で学ぶことのほうが多いはずなのに、もったいないことです。

どうも大学が権利取りになっているんでしょうね。

こういう広い入り口、狭い出口は
昔から言われてきたことです。
欧米はそうなんでしょう。
これで、だいたいは上手くいくと思います。
なんで、早くこうしないのかなあ・・・
なにか不都合があるのか?

誰でも東大に、行こうと思えばいけるわけです。
混乱? 多少の混乱はあるでしょうが
大学は淘汰されますから駒場キャンパスだけじゃなくて
潰れた大学施設を活用すればいい。
それに、無闇に入るかな・・・入っての意味ないのですよ。
そうそう卒業ができない。
東大中退でもハクにはならないわけですから。


で、ちょっとおまけにひとつ。
真のエリート育成について

真のエリートって聞くと嫌なイメージですが、
大ベストセラーの『国家の品格』で藤原さんが盛んに訴えた。
しかし彼はその具体的な真のエリートを提示できない。
雰囲気だけなんだよね。
なんの義理もないのですが、二八の論理から試案をひとつ

中学か高校かある時期で、全国から毎年100人の特待生を選抜します。
学校推薦なのか試験があるのか、その方法はまた別の機会に。
この100人は事業費からなにからなにまですべて免除。
税金で養う。
そして、国家の中枢を担うエリートとなる。

こうなると、必ず中からどうしようもないクズが出るものです。
それはそれでいい。
ほとんど飼い殺しですから。
それと同時に、国家のために本気で情熱を燃やすおバカちゃんも生まれる。
これがだいたい10〜20人ぐらいの比率です。
毎年、これぐらいの人数が誕生したら日本もマシになると思います。

似たようなことを岡崎久彦氏もいっておりました。

このふたつを併用すれば、すこしはマシになりますって。

そうそうもうひとつ
この間、『杉山三代』で茂丸が
「十歳で神童、二十歳で才子、三十過ぎたらタダの人」
とかいっていました。
ま、でも一番の問題は親の馬鹿さ加減かな。