あかんたれブルース

継続はチカラかな

結局、金と数かよ。えっ、数?

13 両角良彦 企業局長 1971年-1973年 電源開発総裁
14 山下英明 企業局長 1973年-1974年 三井物産副社長・副会長
15 小松勇五郎 産業政策局長 1974年-1976年 神戸製鋼副社長・会長
16 和田敏信 産業政策局長 1976年-1978年 石油公団総裁、石油資源開発社長・会長 ・・・・・・・・・・・・・・・


この13代目〜16代目事務次官
通産省天下りシステムを完成させたといわれます。
両角と山下は前記したように今井善衛派で米国協調(規制緩和)派です。
この二人の時代にオイルショックが起こり、
石油確保に奔走したことが英雄伝として残っているそうです。

それを真に受け、通産省(現経産省)が官主導で日本を牽引したのは
ここまでと考えていいかもしれません。
ここらは完全に利権誘導結社に特化していく。まさに利権の潤滑油。
東電はそのなかでも「指定席」といわれ、
霞ヶ関郡通産村の保身のハローワークの場になったといっても過言ではない。

四人目の和田敏信・・・この人が通産天下りの帝王みたいな
エネルギー界の魔王のような存在だった。
なんと「十数社」の関係会社の社長だったいう。十数社ですよ!
のちには古巣の通産省とも揉めたみたいですね。やりすぎのでしょう。

今回の東電と保安院のへんてこりんな関係はみなさんも
御存知だと思います。
東電や電力会社は直接の天下りだけではなく、その子弟も取り込んでいますから
双方ずぶずぶの関係なのです。
取り締まる、指導する立場が、される側と一身胴体の共同体じゃあねえ。

公務員改革は反発が強くてなかなか効果がありません。
私達は政治家の批判は容易にできますが、
霞ヶ関の役人の顔や動向はよくわかりませんからね。

そこにはマスコミにも原因がある。
自民党議員や民主党議員のことは週刊誌や夕刊紙やテレビなどで
いくらでも叩いてくれますが、そこまでは手がまわらないようだ。
もしかして、読者や視聴者が興味ないから、という理由だったら
私達はもっと官僚ネタをと求めるといいかもしれません。
ま、今回の件でそうなればいいですね。

マスコミがなかなか東電の悪辣を伝えられない原因に
電事連」(電気事業連合会)の存在がある。
1952年11月に日本の九の電力会社(北海道・東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州)により設立されました。(沖縄は2000年に加盟です。原発はなし)

ここが各電力会社からお金を集めて広告を出している。
電力会社のCMとか広告、多いでしょう。
もの凄いお金、もの凄い力なのです。マスコミ業界にとっては。
下手なことをいうと、出演者は番組降板、番組自体が潰される。
なんたって広告主が一番ですから。

電力会社→(電事連)→電通→マスコミ(テレビ・新聞・雑誌)

だから、なかなか言えない書けない・・・(涙)

確かに政治家が悪い。マスコミも悪い。そういった批判は高まっている。
でも、臭い臭いは元からというならば、まずはこの電事連だな。
ここに集まるお金って、私達の天気料金なんですからね。
世界で一番高い電気料金から生み出されるお金の圧力で
社会が健全に運営されない血行不良を起こしているわけです。

で、本日はやけっぱちでもう一本

これまでの原発推進自民党の推進でした。いまはダンマリです。
たしかに震災、原発処理の不手際はあるとして
それをすべて民主党のせいにするのは酷だと思う。
また、自民党に戻すのお(汗)
わたしは民主党がいいとは思わない。政権交代のときも醒めていたほうです。
過去記事にそれは記されていると思う。

でもね、野党だった頃と、政権をとってからの民主党のトーンは違うよね。
民主党は基本的には原発反対の姿勢だったわけじゃないですか。
そこには労働組合の圧力が働いている。
この組合っていうのが民主党の支持母体でもあるわけだ。
電力総連とかさ。

金と数の力、これが日本に資本主義であり民主主義の実態です。

でも、この数って・・・?