あかんたれブルース

継続はチカラかな

月夜の晩の赤い糸電話

己を空しくさせる(三の膳)


人は狭い産道を苦しみながらこの世に
ひねりだされました。

泣きながら生まれてきた。

痛い 寒い 暑い ひもじい 眠い・・・

泣くことが唯一のコミュニケーション
まず、自分のために、生きるために泣く。


成長していくと
痛みや不安や悲しみ
不公平や理不尽・・・訴えるために泣きます。

だれに?


成長していくと
人前でなかないようになる



成長すると自分のことではなくて
他人のことで泣くことが増えていきます。

だれのために、泣くのか
なぜ泣くのかのか


泣き虫ではなく、いじけん坊ではなく


己を空しくさせるということは
そんなところにあるようなきがします。


人は彼方で泣くという


そこはいつでも
月夜の晩で
誰しも素直になれるところ

そういう場所に、のこのこ行って
肩を抱いたり抱きしめたり頭をなでたりすることは
どこかで自分のことを
ほおっておかないと行けないものだ。
できないものだ。

でもね、
人間っていう生き物は
そうしたい。
自分のことをほおっておけるようなこと
ほっておけられるような人を
もとめています。

そういうものがないと
さびしくてむなしくて死んでしまう。

生きることは
それほどに過酷だ。

そういうなかで
自分のことばかり気にしていたら
気が狂ってしいそう。
死にたくなってしまう。死ぬよ

我慢とか、努力ではない。
悟りというものでもない。
好きでやれる場と人を求めている。
己を空しくさせるとはそういうことです。



つまり、愛だよ。