あかんたれブルース

継続はチカラかな

美しい風景と切ない情景



新幹線の待ち時間を利用して、
ジブリの『コクリコ坂から』を観たですよ。

父親として、クリエイターとして、
我が息子吾朗に足らん足らんのジレンマもあるだろうが
駿さん、あなたの息子さんは立派なものだ。

お気に入りの主題歌「さよならの夏」
どこで使われるか
きっとタイトルバックに流れるのか・・・
と思いきや、絶妙だった。
十分満足でした。

こういったノスタルジック系の作品は
三丁目の夕日世代の我々の琴線をふるわせる。
そして、うらやましい。

決して後戻りできない
時代と人生

ためいきがでる。

ジェネレーションという言葉には
ギャップという言葉が付随して使われます。
ああいった昭和30年代の横浜や東京の風景を
懐かしく、美しく、想えるか
タイムスリップした異郷の不思議な世界と思うか
その差は大きいのでしょうかね。

どんなシチュエーションであっても
美しいものは美しい。

ふとさ、この2011年のこの世界の
美しい世界を見落として見過ごしているのでないかと

去年の秋、近くの公園の風景はとても綺麗だった。
ケータイから君の声が零れて
それを見せてあげられないことを残念に思った。

決して復古主義じゃない。
置き忘れたしまった大切なものを
想い出さしてほしい
そんな、ささやかなメッセージ。
ほっとさせられる良い作品でした。

劇場の出口通路を並んでゆっくりエレベータに向かうとき
女子大生の二人連れが
「何をいいたいんか、いまいちわからん」
と宣まっておった。

あらら(汗)

駿さん、これもジェネレーションギャップかいな(汗)
息子のことを気にするよりも
大きな壁がありますぞ。
吾郎は大丈夫。


コクリコ坂から』 癒される、良作です。