あかんたれブルース

継続はチカラかな

黒幕列伝ショッキングピンク仕立て

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昨夜は四時近くまでおきてました。
途中ブログをアップしたりしましたが(汗)
新刊の表紙のダミーを作っていた。

大きな横顔は児玉源太郎。その後ろの二人は
後藤新平杉山茂丸です。

坂の上の雲、にっぽんの近代史において
この三人は重要なキーマンであり
裏の事件簿と銘打っているので
こういったイメージがいいのですけどね。

ダミーなのでこの通りにいくかどうかはわかりませんが
こんな感じに仕上がってくれるといいなあと思う。
だったら自分でやればいいじゃないかと思うでしょうが
文庫本の装丁は印刷所が一括してやるので
わたしはやれない。不自由なものです。
それにデザイナーは手仕舞いしちゃったしね。
昔取った杵柄みたいなものかあ(涙)

内容はそのほかにも横浜「富貴楼」のお倉とか
「二六新報」の秋山定輔、「玄洋社」の頭山満
日本のラスプーチン飯野吉三郎、
孫文の革命を支援した日活の祖・梅屋庄吉などなど
正史の裏で暗躍した黒幕たちの顔見世興行みたいなものです。

伊地知幸介の第一回暗殺未遂事件とか
秋山真之の機密情報漏洩事件とか
川上操の呪いの館の真相とか
通常の軍記物では扱わないショッキングピンクだ。

総ページ400頁とこの手の本にしてはボリュームありますが
本音としてはもっと紹介したかったエピソードもあって
そういうのをカットせざるおえないところがつらかったです。
キリがないもんね。
これで第一作からはじまったシリーズも
三部作として完結だ。

幕末にくらべて明治物はあまり興味をしめされない。
竜馬のような若いヒーローが存在しないからだろうか・・・

竜馬の末裔たちは、いるよ。
熱い男たちがいた。

予定では、11月の発売です。
スペシャル大河『坂の上の雲』第三部のおともに
おてもとにおいて楽しんでいただければ幸いです。