あかんたれブルース

継続はチカラかな

暴君ハバネロの逆襲



辛さ、というのは
甘いとかしょっぱいすっぱいにがいといった
味覚じゃないそうです。痛みなんだと。
だからそれは痛点で感じて悶絶してるわけだ。

鳥はそれを感じない。
つまり、トウガラシ一族は鳥だけに食べてほしくて辛くなった。
鳥の腸は短いので種が損傷しないとか、ね。

それなのに人間はトウガラシを食べた。というか魅了されている。
ハバネロの辛さは
300,000スコヴィル(倍。砂糖水で辛さを感じな分量)
さらに品種改良を加えて、さらに強烈な辛さを追い求めている。

なぜだ?

辛いは、痛い。
つまりは苦痛であり傷つきであり
ストレスじゃないか!

ことに現代人は傷つくことをもっとも嫌がる。


「痛み」については、
『ひとは泣きながら生まれ堕ちてきた・・・』ではじまる
橘家馬太郎の「古典ブログ」のスタンダードのひとつですが、
かといって、それがなんの意味があるのか
最後の詰めがどうしてもぼやけていたんでがすね。

辛さと痛みの共通がヒントになったぞよ。

陰陽学から男女の違いを枕にしましたが
女の特性に痛みに強いってえのがあります。
(出産がありますからね)
もうひとつ、悲しみに浸るってえのもある。

男子にはいまひとつ合点がいかない。

噺をトウガラシに戻しましょう。
この辛さ、痛さは、苦痛であって脳に危険信号を発信する。と、
脳はそのつらさを緩和させるために麻薬物質を放出させるそうな。
天然摂理のアヘンだな。

大怪我をしたときに、痛くないあれだ。ボーッとするやる。
中国の極刑で体を切り刻む残酷なものがありますが
その受刑者の表情(写真)は恍惚としていた。
SMのMの魅力もそこにあるのか
哀しみに浸るベラドンナがその嘆きの泉から帰らない理由が

わかったぞ! 
ラリっていたんだ(汗)。

で、さ

欝でひっくり返っている人は多い。
心療内科で処方される抗うつ剤はボーッとさせるものだ。
ストレスを緩和させようという試みなんだと思うけれど
実際に知り合いでその効果があったためしを知らん。
みんなボーッとなってひっくりかえっています。

欝の話はデリケートでブログじゃ鬼門なのですが
こっちにはかおりくんという強い味方がいる。
どのみちどんな薬も効かないで
キッチンで寝てチューハイを飯にしてる。
彼女に辛いものを勧めた。

「胃腸を刺激するんかいな?」

「う~ん、それもあるけれど、ストレスを緩和させる
 脳内物質の放出を活性化させるんだろうね。
 辛いの苦手?」

「普通や」

「だったらすこしずつ試してみなよ。
 大した努力じゃない。鷹の爪でもツマミにしな。マヨネーズつけて」

ということで、人間の治癒能力を刺激させようという魂胆です。
わたしも血行障害なので試してみます。
それをやったからって弊害(副作用・後遺症)があるわけじゃあい。
胃腸が荒れるなら、食前に牛乳でも飲んでおこう。

運動とかいいんだうけれど、なかなかやらないし
努力ってものが大の苦手ときたもんだ。
それがまたストレスになるんだったら逆効果だしね。

ということで、
ハバネロのオムライス、ハバネロの肉詰め(ピーマンも仲間)、
ロールハバネロミネストローネ 、ハバネロすき焼き・・・
なんでもトウガラシ漬けで逝ってみよう。

よし姉もクリアアサヒオンザロックばっかじゃなくて
ブラッディマリーハバネロとかどう?
セロリをぶっさして一気に飲み干してトリップしよう。
薬事法にはひっかからいあぞ。

尚、この記事は、このブログの知り合いに
勧めたもので強要ではなく、馬太郎とその人との
信頼関係の個人的な実話なので
関係のない人がとやかくいっても関知しませんのであしからず。
別に抗うつ剤心療内科の治療を否定してるわけでもない。

辛いものは旨い。といういう一席でした。