言葉狩りは続いている
金曜日に再校の校正ゲラが届いきました。
校閲さんと編集さんのチェックが入って派手に削られている。
わたしの表現に不味い点があるというわけです。
差別用語、人権団体からのクレームが
最近特にうるさいそうです。
「風呂屋の三助」がダメだとか。
さっきJJ.に話したら
「三助ってなんですか?」と知らなかった(汗)
近代化の労働問題に絡めて「女工哀歌」のエピソードを入れたら
その「女工」が不味いとバッサリ一頁分カットされた。
JJ.は「女工ってなんですか?」と知らなかった(汗)
こういうのって、不味いと思いませんか?
そういうことを表に出さない教えないってことが
差別をなくすということにつながるのかどうか疑問ですが、
それ以上に、そういうことを知らないということのほうが
もっと問題だとわたしは思うんだけどな。
因みに他にも人喰い人種も土人も酋長もダメ。
がゆえに、後藤猛太郎の楽しい南洋探検談もすべてカット。
合いの子は「ハーフ」でなんとか通りました。
いっそのこと「ハイブリッド」でもよかったかもしれませんが
それもまた許されない。
でも表現として変なんだよな。かといって「混血」でもねえ。
ま、ハーフのほうが違和感があって
そういう表現におちついたドラマが察せられるかしらん?
当然「オシ」もだめですが、
頭山満の言葉で出典ありでなんとかクリアしました。
「シナ」はどうですかねえ・・・
一億総白痴化はテレビのせいじゃない。
人権とか差別とかを問題視する過剰反応が原因だ。
「白痴」もだめなんでしょうねぇ