あかんたれブルース

継続はチカラかな

いけちゃんと息子とわたし



『いけちゃんとぼく』を観ました。
息子と二人で観た。
彼、今日は風邪で学校を休んでいて
昼前に起きだし遅い昼食
それとなく、目論見通りに、うっしっし

実は昨日、わたしは
これと『おんなのこ物語』を観たのでした。
映画のデキと好みでは後者が好きですが
息子にいけちゃんを観せたかった。


「はやく大人にならなければいけない子供たち」

この台詞は『おんなのこ物語』にもありました。

この言葉を、西原理恵子
何度もかみ締めたんだろうな。

この大人のメルヘンはノスタルジーよりも
純愛にあるよね。

非常に切ない

それもこれも
いけちゃんのせいだ。


ゆっくりと大人になろうとしている息子にも
急激に大人になる時期がくると思う。
早ければ早いで胸が痛み
遅ければ遅いで心もとなくもある。
父親として、その意味でも
こういった作品を観せておきたかったのです。

はたして、息子は感じてくれただろうか?
ターミネーター2のほうが感動したんじゃないかと
心配でした。

「で、どうだった?」

「うん、感動したよ」

「へえ、感動することあるんだ」

「結構するよ(怒)」

「へえ~、するんだあ(笑)」

普段、あまり感情を表に出さない息子の
意外な発言に、ちょっと嬉しかった。

息子には内緒ですが
わたしにもいけちゃんみたいな存在がある。
ふたりは出逢うのが遅すぎて
いっしょに過ごせる時間はあまりにも短い。
お互いが背負っているものが多すぎるのです。
だから、そういうときは馬ちゃんになって
わたしのいけちゃんの思い出をたどって
とんでいくのです。カミさまに無断で(汗)

息子がもうすこし成長したら
話して聞かせるつもりです。うっしっし