あかんたれブルース

継続はチカラかな

べラとしっぽり濡れる大谷田交差点



妖怪人間、なかなか良い出来ですねえ。
Kちゃんと頷きながら観てました。
テーマ性があって深い。
わたしゃすっかりハマってしまいましたよ。

今回は特にべラが良かった。

あの町娘風のイナセナな江戸弁がグッとくる。
おじゃる丸の子鬼トリオ
赤鬼の「アカネ」を彷彿させる。

なるほど、妖怪人間に鬼か(なにがなるほどか?)

べラが人間になったら
亀有あたりで小さな小料理屋を営むような気がします。
それも環七の外側で中川あたり
店の名前は・・・「茜」
ちょっと暖簾をくぐってみましょうか

「ごめんよ」

「あら馬ちゃんご無沙汰じゃないか」

「ちょっと旅を打っててな。どうだい調子は」

「お茶っぴきだよ。お燗でいいんだね」

「ああ、熱いのにしてくれ。今日は冷えるな」

「どこドサまわっていたのさ」

「名古屋から岐阜をまわってきたよ」

「はい、温豆腐のゆず味噌がけ」

「おお、有り難いね」

「ねえ、馬ちゃん聞いとくれよ」

「なんだべムさんとまたケンカでもしたのかい」

「あいつったらさ、オンナ拵えて先月から帰ってこないよ」

「べムさんもしょうがないなあ。せっかく人間になれたのに
 まっ、これまでのこともあるし大目に見てやんなよ」

「やなこった。人間になってあいつは堕落しちまった。
 見下げたもんだよ。まったく」

「お前、人間になったら恋をしたかったんだろ
 だったらさ、その器量だ。
 いい男だって星の数ほどあらあな」

「そうだねえ。ベロも来年は大学卒業だし
 わたしもそろそろ身を固めようかねえ」

「そりゃあいい。
 で、だれかいい人でもいるのかい」

「いるわよ」

「へえ、そりゃ初耳だ。誰だい?」

「・・・」

「えっ?」

「もう! 知らない」





なははは(汗)