あかんたれブルース

継続はチカラかな

お茶タイムが日本を救う

ハンカチ物語(4)
 

速い速い。新幹線じゃないよ。

NHK朝の連続テレビ小説カーネーション』の展開が速い。

先週は独立開業から
それらしいロマンスもあったようななかったような
結婚、翌日は子供まで生まれた(汗)。
今週火曜日には二人目の出産!

まるで深作欣二の演出のような、速さだ。
ま、好きですけどね。こういうの

しかしこのドラマの魅力は大阪弁の台詞です。

ヒロインの糸子が生地屋の縫い子に勤めた際に
10時か3時かのおやつに同僚のおばちゃんが
カリントウとかケンピーを
「食べれえ~」と渡すシーン。

この「れえ~」という表現。日本語の活用法にあるのか知らないが
すくなくともわたしの生まれ故郷にはある。
それもあって、とても癒される懐かしい優しい響きでした。

標準語はね、人口造語だからこういった温もりがない。
いっそのこと日本の公用語大阪弁にしたらどうだろう。
関西弁じゃなくて大阪弁。尼崎あたりのスラングじゃなくてさ。
外交交渉も国会答弁ももっとうまくいくと思うよ。

第二外国語大阪弁にすればいいんだ!
第三外国語は広島弁。(自由選択)

それは教育(受験)制度改革が成されてからとして

さて、本日はゆとりの話
おやつの話だ。
おやつは3時ですが、わたしたちの頃は、わたしたちの地域では
おやつは10時と3時の二回ありました。
これは子供だけじゃなく、大人も一緒です。

朝は8時から働きますから10時になると小腹が空くのか
それとも水分補給か「お茶タイム」です。

上京して、二十歳のときに
白金の印刷会社に勤めたけれど
さすがに10時はなかったが
3時にはお茶の休憩があって
新入社員の馬太郎はそのおやつの購入係でした。

その課のみんなから50円だったかを徴収して
近所の雑貨店に買いにいくのです。
先輩たちからは
バリエーションがよくないとか
ワンパターンだとか気が利いてないとか
「馬あ、歌舞伎揚げがなんで入っていないんだあ!」とか
よく叱られたものです。
仕事とはまったく関係ないのですが
あれはあれでまあなんというか社会勉強でもあったし
お菓子を買いにいくのっていうのは、まあ楽しい。
ブツブツ文句をいわれるの腹も立ちましたが
ちょっとした息抜きであったことは確かです。

社会にそういう余裕があったわけだ。
バブル前の話ですけどね。

効率的、合理的というけれど
こういったゆとりとか余裕がないと
社会全体がギスギスして駄目になる。

効率性をもとめるのなら、長い目でみて

やっぱり10時と3時にお茶の時間を復活させないといけない。


国会で取り上げてくれないかなあ