あかんたれブルース

継続はチカラかな

幸福の査定

ハンカチ物語(3)
 

ギリシャの国家財政の危機が、EUを、
そして世界を揺るがしております。
そういった報道のなかでギリシャは国民の四分の一が
公務員だとかを指摘しておりました。

日本の公務員数は約400万人。関連の方々を入れて倍×しても
1000万人は超えません一割未満であることは確かだ。
それを考えるとギリシャは多い。

朝鮮が日本に併合されるまえ、
両班という貴族・特権階級が国民の半分もいた。
これじゃあ国は成り立ちません。

公務員宿舎の問題が騒がれている。
たしかにあんなものは不要だと思う。
民間がこれほど疲弊しているのに、時代環境を察知できない
空気の読めないお役所仕事といっても過言じゃない。
これは費用の問題以上に、気持ちの、姿勢の問題だ。

公務員改革についても前々から言及されていますが
なかなか改善はなされない。
そういったなかで、
以前わたしは国民総公務員制にしたほうがいい。
と暴論を記事にしたことがあります。

ギリシャの話、李氏朝鮮の話からすれば
それを暴論と思われるでしょうが、
いや逆にギリシャも朝鮮も中途半端だったのだと思えてならない。
いっそ、ぜーんぶ公務員にしちゃえば
公務員改革もすんなりいくのではないかな。


緊縮財政というのがある。

日本も徳川幕府時代にさかんにそれをやった。
でも、あれって、それって、ほんとに効果あるのだろうか?

財政再建という目的に
たとえば、公共事業を抑える手法と
公共事業を増やすという
相反する方法論がぶつかったりします。

日本の株価は一頃から四分の一、五分の一に目減りしました。
目減りしたぶんの金はどこに消えたのでしょうか?
株価のお金って、最初から存在したんでしょうかね?
実質経済というけれど
お金というものの実態が非常に希薄で
まさに数字の虚構のように感じられるのは
きっとわたしだけじゃないと思う。

なんというか、そういったものの、数字の、
辻褄あわせに翻弄されているような気がしてならない。
そういったことよりも
日本の産業の、社会の、空洞化をなんとかすべきだと思う
のだが、どうでしょう。

失業者、生活保護自給者が、終戦直後を上回るとか
働きたくて働けない環境がそこにある。
それなのに、企業は「国際競争力」といって
海外に進出する。
国内でも外国人を雇う。
居酒屋でもほとんどが外国人だ。
そして合理化といってノルマとリストラだ。

日本人を貴族化する計画なのでしょうか?
なんかローマ帝国の優遇されるローマ市民のようですが
結局、ローマ帝国は滅亡しちゃいますからねえ。
原因は鉛中毒だそうですが(汗)

先進国のなかでも
オランダやデンマーク、北欧諸国の
国民が感じる幸福度は高い。
先日来日して話題になったブータンとはまた違う意味で。

なんかさ、
日本の今の制度とか仕組みとか
不味いと思うよ。

でも問題が山積みでどこから手をつけていいかわからない。
多くの人がこう考える、わけだ。当然だよね。

わたし、思うに。
まず、教育制度を変える。
上記した記事の内容には遠いようですが、
これが変われば、全体の問題7割~8割は解決すると思います。